遺愛集いあいしゅう02 遺愛集02 いあいしゅう
窪田空穂 数日前、巣鴨拘置所内に、死刑囚として拘置されている島秋人君から来状があり、今度はからずも、篤志の方々の厚情によって、「遺愛集」と題している自分の歌集が出版されることになった。ありがたい次第であるといって、その方々との心つながりを、 …
作品に特徴的な語句
かな さとる めつむ ぞら 驟雨あめ 微笑ほほゑみ 生命ひとり あや もろ すが 終日ひとひ 真珠たま ひむし 姉弟きようだい こころ まみ あけ はう 一生ひとよ つめた 差入くれ かな あや 生活たつき えにし しづ いひ 写真うつしゑ くち 差入いれ 幸福しあはせ いと ほん 独房へや はぐ せな さは こと 雑草くさ めん 一日ひとひ はい 冷雨あめ くち はし よる かへ かん 少女をとめ さち 幸福しあわせ 幾度いくど のち いくさ 手紙ふみ 故里くに ふる あした あかり 獄壁かべ 獄窓まど 獄飯ごくいひ 玩具おもちや しら めし 短歌うた 笑顔ゑがほ かげ 老父ちち 聖歌うた ぐさ まろ 金網あみ 鉄窓まど 一度ひとたび ふた 二人ふたり 亡母はは いま 仏華ぶつげ 何日いつ
題名が同じ作品
遺愛集:01 序 (新字新仮名)窪田空穂 (著)
遺愛集:03 あとがき (新字新仮名)島秋人 (著)