“蛆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うじ95.5%
うぢ1.8%
じよ0.9%
うじむし0.9%
ウジ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはだ食べられたが、困ったのは酒を強いられた事で、その酒たるや、正月に造ったという濁酒どぶろくで、うじがわいているのであった。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
傍なる一人の男、その紙何の用にか立つべきとつぶやきしに、媼目を見張りて、うぢのもの言はんとするにや、大いなる足の蹂躙ふみにじらんを避けよといふ。
唐土もろこしの書)此せつむなしからず、越後の雪中にも雪蛆せつじよあり、此虫早春の頃より雪中にしやうじ雪消終きえをはれば虫も消終きえをはる、始終ししゆう死生しせいを雪とおなじうす。字書じしよあんずるに、じよ腐中ふちゆうはへとあれば所謂いはゆる蛆蠅うじばへ也。
うじむしみたいにふえるし、町人は、唯物ゆいぶつ生活に行き詰って、刹那せつな主義に傾くし、役人の頭はぼけていて、為すことを知らない間に、足もとをつけ込んで、押込み、かたり、辻盗り、殺人、社会悪は
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カレ左の御美豆良ミミヅラに刺させる、湯津津間櫛ユツツマグシ男柱オハシラ一つ取り闕ぎて、一つ火トモして、入り見ます時に、ウジたかれとろろぎて、八雷神成り居りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)