“昼寝”のいろいろな読み方と例文
旧字:晝寢
読み方割合
ひるね79.4%
ひるい17.6%
シエスタ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は「五月蠅」と書いて「うるさい」と読み、昼寝ひるねの顔をせせるいたずらもの、ないしはくさいものへの道しるべと考えられていた。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
宰予さいよ昼寝ひるいぬ。子曰く、朽木きゅうぼくるべからざるなり。糞土のかきるべからざるなり。予に於て何ぞめんやと。子曰く、始め吾の人に於けるや、其の言を聴きて其の行を信ぜり。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
風呂ふろにはいっては長椅子ながいすに寝そべって、うまい物を食っては空談にふけって、そしてうとうとと昼寝シエスタをむさぼっていた肉欲的な昔の人の生活を思い浮かべないわけにはゆかなかった。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)