“烏賊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いか98.8%
するめ1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度烏賊いかが、敵を怖れて、逃げるときに厭な墨汁を吐き出すやうに、この男も出鱈目な、その場限りの、遁辞を並べながら、匇卒として帰つて行つた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
自然、語気に陰性なふくみがあった。言いすてると、すみを吐いた烏賊いかのように、道誉の駒影はもう高氏をおいて、彼方へ駈け去っていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひやうに曰く證文の文字の消失きえうせしは長庵が計略により烏賊いかすみにて認めしゆゑならんか古今に其例そのためし有りとかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
醤油しょうゆも、東京人は決して使わない関西のたまりを使い、えび烏賊いかあわび等の鮨には食塩を振りかけて食べるようにすすめた。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それとも、彼はオーストラリヤで戦車にのし烏賊いかられて絶命し、魂魄こんぱくなおもこの地球にとどまって大蜘蛛と化したのであるか。
昆布や烏賊するめ洟紙はながみや首巻や、
暗い天候 (新字旧仮名) / 中原中也(著)