“鱒”の読み方と例文
読み方割合
ます100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥日光の湯川では、猛然と鈎に飛びつくますに深い興趣を求めたのであるが、あの戦場ヶ原を取りまく大きな山々の景観には、幾度か心を惹かれた。
水の遍路 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
たしかに河の出口にある古びた街であったけれども、仔細しさいに見れば海からは少からず逆のぼって、さけますの漁場から川上になっていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
夕べをもまたず冷えてゆく朴の枝が教えるであろう、無慈悲なかぎに捕えられたのは淵にすむますの子ではなくて私みずからであったことを。
島守 (新字新仮名) / 中勘助(著)
さけでもますでもたいでもすずきでも何でも白い身の魚を湯煮るか蒸すかして冷めた処を前にあるマイナイスソースで和えてパンへ挟みます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
声がしばらくとぎれました。林はしいんとなりました。たゞ下の北上川のふちで、ますか何かのはねる音が、バチャンと聞えただけでした。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
さて御馳走ごちそうだが、そのばんは、ますのフライ、若生蕈わかおひたけとなふる、焼麩やきふたのを、てんこもりわん
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それには週末休日ウイクエンドのゴルフと漁季のます釣りとには依然親愛の情を持って御交際するが、その他の一切に関しては御交渉を絶ち度いという申出でだ。
バットクラス (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その折露伴氏は、島が万一自分の者になつたら、どんな訪問客はうもんかくでもきたますの子を手土産に持つて来ないものは、面会を謝絶する事にしたい。