“二月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたつき81.3%
きさらぎ13.0%
にぐわつ3.3%
にがつ1.6%
にぎゃつ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二月(ふたつき)ばかりは全く夢のように過ぎた。入梅が明けて世間は俄(にわか)に夏らしくなり、慶三が店の窓硝子(まどガラス)にもパナマや麦藁帽子が並び始めた。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
二月(きさらぎ)初旬(はじめ)ふと引きこみし風邪(かぜ)の、ひとたびは瘥(おこた)りしを、ある夜姑(しゅうとめ)の胴着を仕上ぐるとて急ぐままに夜(よ)ふかししより再びひき返して
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
常飛脚(じやうひきやく)の夏(なつ)(三月(さんぐわつ)より九月(くぐわつ)まで)の十日(とをか)——滿八日(まんやうか)、冬(ふゆ)(十月(じふぐわつ)より二月(にぐわつ)まで)の十二日(じふににち)——滿十日(まんとをか)を別(べつ)として、其(そ)の早(はや)の方(はう)は一日(いちにち)二十五里(にじふごり)が家業(かげふ)だと言(い)ふ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
著者(ちよしや)は事件(じけん)があつて二月(にがつ)の後(のち)に其場所(そのばしよ)を見學(けんがく)したが、土砂(とさ)の圓錐(えんすい)の痕跡(こんせき)は其時(そのとき)までも見(み)ることが出來(でき)た。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さっぱり訳が分らねえ、其の中(うち)に御用の間を欠いた、やれ何(なん)の彼(か)のと廉(かど)を附けて長(なげ)え間お役所へ私は引出されただ、二月(にぎゃつ)から四月(しがつ)までかゝりましたよ、牢の中へ入(へい)ってる有助には大層な手当があって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)