“鱠”の読み方と例文
読み方割合
なます100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐそれを鱠(なます)、から揚げ、汁、蕃椒煮(とうがらしに)といろいろ料理させたが、ものの二尾(ひき)とは食べきれたものではない。あと四、五尾は笹に通して
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またそれ蠅(はへ)は厭(いと)ふべし、然れどもこれを花片(はなびら)の場合と仮定せよ「木の下は汁(しる)も鱠(なます)も桜かな」食物を犯すは同一(おなじ)きも美なるが故(ゆゑ)に春興たり。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
が、その御馳走の珍しい事は、汁、鱠(なます)、煮(に)つけ、果物、——名さえ確かに知っているのは、ほとんど一つもなかったくらいです。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)