“朧月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぼろづき89.6%
ろうげつ8.3%
おぼろつき2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朧月おぼろづきに透して見るまでもなく、磁石じしやくと鐵片のやうに、兩方から駈け寄つた二人が、往來の人足のまばらなのを幸ひ、ひしと抱き合つた時
朧月ろうげつの匂ふおもてを行く刻み定刻九時四十分の時報今
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
やうや見定みさだめると、龕燈がんどうひかり奧壁おくかべ突當つきあたつて、朧月おぼろつきごとうつるのである。