“泥鰌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どじょう89.6%
どぜう6.0%
どぢやう4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく、船が花川戸へ着くと、私はそこから、仲見世の東裏の大黒屋の縄暖簾なわのれんをくぐり、泥鰌どじょうの熱い味噌汁で燗を一本つけさせた。
みやこ鳥 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
日本橋の茅場町に錦とかいふ鰻屋があるさうで、そこの家では鰻や泥鰌どぜうのほかに泥亀すつぽんの料理も食はせるので、なか/\繁昌するといふことです。
魚妖 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
私は、うまく暮してるけど、いつたい、あなたはどうなのよ……。泥鰌どぢやうのやうに泡を噴いてるぢやないの? ゆき子はそんな気持ちだつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)