“雹祭”の読み方と例文
読み方割合
ひょうまつり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春の雹祭ひょうまつり、秋の風祭かざまつりは毎年の例である。彼が村の人になって六年間に、此八幡で秋祭りに夜芝居が一度、昼神楽ひるかぐらが一度あった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
此辺では「雹乱ひょうらん」と云って、雹は戦争いくさよりも恐れられる。そこで雹祭ひょうまつりをする。榛名様はるなさんに願をかける。然し榛名様も、鎮守の八幡も、如何どうともしかね玉う場合がある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
大切だいじの大切のお蚕様こさまが大きくなって居るのだ。然し月の中に一度雹祭ひょうまつりだけは屹度きっと鎮守の宮でする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)