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雄大
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ゆうだい
ふりがな文庫
“
雄大
(
ゆうだい
)” の例文
日本
(
につぽん
)
に
於
(
お
)
ける
活火山
(
かつかざん
)
の
兩大關
(
りようおほぜき
)
、
東
(
ひがし
)
の
方
(
ほう
)
を
淺間山
(
あさまやま
)
とすれば、
西
(
にし
)
は
阿蘇山
(
あそざん
)
である。
中
(
なか
)
にも
阿蘇
(
あそ
)
はその
外輪山
(
がいりんざん
)
の
雄大
(
ゆうだい
)
なことに
於
(
おい
)
て
世界第一
(
せかいだいゝち
)
といはれてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ある時は、トオラス山の
隼
(
はやぶさ
)
が、湖と草原と山脈と、またその向うの鏡のごとき湖との
雄大
(
ゆうだい
)
な
眺望
(
ちょうぼう
)
について語った。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
大きな
硝子
(
ガラス
)
ばりの窓を通して、眼下にひらける広々とした
雄大
(
ゆうだい
)
なる
奇異
(
きい
)
な風景! それは、あたかも
那須高原
(
なすこうげん
)
に立って
大平原
(
だいへいげん
)
を見下ろしたのに似ていたが
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ばけものゝ一
面
(
めん
)
は
極
(
きは
)
めて
雄大
(
ゆうだい
)
で
全宇宙
(
ぜんうちう
)
を
抱括
(
はうくわつ
)
する、
而
(
しか
)
も
他
(
た
)
の一
面
(
めん
)
は
極
(
きは
)
めて
微妙
(
びめう
)
で、
殆
(
ほとん
)
ど
微
(
び
)
に
入
(
い
)
り
細
(
さい
)
に
渉
(
わた
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
更
(
さら
)
に
又
(
また
)
何
(
なに
)
かの
場合
(
ばあい
)
に
神々
(
かみがみ
)
がはげしい
御力
(
おちから
)
を
発揮
(
はっき
)
される
場合
(
ばあい
)
には
荘厳
(
そうごん
)
と
言
(
い
)
おうか、
雄大
(
ゆうだい
)
と
申
(
もう
)
そうか、とても
筆紙
(
ひっし
)
に
尽
(
つく
)
されぬ、あの
怖
(
おそ
)
ろしい
竜姿
(
りゅうし
)
をお
現
(
あら
)
わしになられます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
そして、
幕
(
まく
)
のごときまッ黒な
怪物
(
かいぶつ
)
が、
日輪
(
にちりん
)
の光を
雄大
(
ゆうだい
)
な
翼
(
つばさ
)
のかげにかくし、クルルッ——と
巻
(
ま
)
きあがっていった
栴檀刀
(
せんだんとう
)
を目がけて、どこからかまるで
魔風
(
まかぜ
)
のように
翔
(
か
)
けおりてきたかと見ると
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熱帶地方
(
ねつたいちはう
)
の
自然界
(
しぜんかい
)
は
極
(
きは
)
めて
雄大
(
ゆうだい
)
であるから、
思想
(
しさう
)
も
自然
(
しぜん
)
に
深刻
(
しんこく
)
になるものである。そして
熱帶
(
ねつたい
)
で
多神教
(
たしんけう
)
を
信
(
しん
)
ずる
國
(
くに
)
に
於
(
おい
)
て、
最
(
もつと
)
も
深刻
(
しんこく
)
な
化物思想
(
ばけものしさう
)
が
發達
(
はつたつ
)
したといふ
事
(
こと
)
が
言
(
い
)
へる。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
雄大
(
ゆうだい
)
なる誕生
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
例
(
たと
)
へば
日本
(
にほん
)
は
小島國
(
せうたうごく
)
であつて、
氣候
(
きこう
)
温和
(
をんわ
)
、
山水
(
さんすゐ
)
も
概
(
がい
)
して
平凡
(
へいぼん
)
で
別段
(
べつだん
)
高嶽峻嶺
(
かうがくしゆんれい
)
深山幽澤
(
しんざんゆうたく
)
といふものもない。
凡
(
すべ
)
てのものが
小規模
(
せうきも
)
である。その
我邦
(
わがくに
)
に
雄大
(
ゆうだい
)
な
化物
(
ばけもの
)
のあらう
筈
(
はず
)
はない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“雄大”の意味
《名詞》
雄大(ゆうだい)
規模が大きく堂々としていること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“雄大”で始まる語句
雄大光明