まず家畜ならばヤクが五十疋、馬が十疋位、畑ならば前に申した通りヤク二疋で鋤いて一日かかって畑の十枚もやるのが関の山です。
百坪足らずの前庭はいちめん茶色に枯れ縮んだ芝生におおわれているが、その一部にひとところ新しく土の鋤き返された所がある。
田を鋤き、畑を打ちながらも、かれは時々母のほうを見て、母が楽しんでいれば楽しみ、母が淋しそうにいると淋しくなる。
それは、日本の現代文学は総体として、その精神と方法とにおいて、きわめて深いところから鋤きかえされる必要があるという疼痛のような自覚である。
“鋤”の解説
鋤(すき)は、表土の掘り起こしに用いられる農工具の一種。農耕具であるとともに、掘鑿(掘削)用手道具類にも分類される。英語名でスペード(Spade)と呼ばれる手道具に相当する。
同音の漢字に犂(すき)があるが、鋤は作業者が体重をかけて用いるのに対し、犂は牛馬に牽引させ作業者が後方から押して用いる(犂は英語名はPlough(プラウ)である)。なお、中国では元来「鋤」の字は“くわ”を意味していたが、日本では鋤を使役動物に引かせて使う農耕具(つまり、犂)であると誤認され、“くわ”に当たる漢字が存在しないと考えて、“くわ”を意味する国字「鍬」を創作したとされている。
(出典:Wikipedia)
同音の漢字に犂(すき)があるが、鋤は作業者が体重をかけて用いるのに対し、犂は牛馬に牽引させ作業者が後方から押して用いる(犂は英語名はPlough(プラウ)である)。なお、中国では元来「鋤」の字は“くわ”を意味していたが、日本では鋤を使役動物に引かせて使う農耕具(つまり、犂)であると誤認され、“くわ”に当たる漢字が存在しないと考えて、“くわ”を意味する国字「鍬」を創作したとされている。
(出典:Wikipedia)