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請
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しやう
ふりがな文庫
“
請
(
しやう
)” の例文
壽阿彌は高貴の家へも
囘向
(
ゑかう
)
に往き、
素封家
(
そほうか
)
へも往つた。刀自の識つてゐた範圍では、飯田町あたりに此人を
請
(
しやう
)
ずる家が
殊
(
こと
)
に多かつた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
この貴婦人たちは、ブロクルハースト氏の夫人及び令孃として、テムプル先生に
恭々
(
うや/\
)
しく迎へられ、室の上席の
名譽席
(
めいよせき
)
に
請
(
しやう
)
じられた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
一
(
ひとり
)
のをる處には他もまた
請
(
しやう
)
ぜられ、さきに
二人
(
ふたり
)
が心を
合
(
あは
)
せて戰へる如く、その榮光をもともに輝かすを
宜
(
よろ
)
しとす 三四—三六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
扨
(
さて
)
も常樂院は
紺屋
(
こんや
)
五郎兵衞を初め四人の者共に威を示し
甘々
(
うま/\
)
と用金を出させんと先
本堂
(
ほんだう
)
の客殿に
請
(
しやう
)
じ
例
(
れい
)
の正面の
簾
(
みす
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先づ赤穴丹治が
宅
(
いへ
)
にいきて、
一二三
姓名をもていひ入るるに、丹治迎へ
請
(
しやう
)
じて、
一二四
翼
(
つばさ
)
ある物の告ぐるにあらで、いかでしらせ給ふべき
謂
(
いはれ
)
なしと、しきりに問
尋
(
もと
)
む。左門いふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
さて和尚に
請
(
しやう
)
じらるゝまゝに庫裡に帰りて板の間に荒
菰
(
こも
)
を敷きつゝ和尚と対座し辞儀を交して煎茶を
啜
(
すす
)
るに、和尚座を
寛
(
くつろ
)
げ、われにも膝を崩させて如何にも打解けたる体にもてなし
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
祝言
(
しうげん
)
の座に
請
(
しやう
)
ぜられぬ仁兵衛ではあるが、いつも厚く
饗
(
きやう
)
せられ調法におもはれた。仁兵衛は持前の謡をうたひ、
目出度
(
めでた
)
や目出度を
諧謔
(
かいぎやく
)
で収めて結構な
振舞
(
ふるまひ
)
を土産に提げて家へ帰るのであつた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
今年八月、当麻の氏人に縁深いお方が、めでたく世にお上りなされた時こそ、再
己
(
おの
)
が世に来たと、ほくそ笑みをして居た——が、氏の神祭りにも、語部を
請
(
しやう
)
じて神語りを
宣
(
の
)
べさせようともしなかつた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
誰を、
噫
(
ああ
)
、
請
(
しやう
)
ずる
一室
(
ひとま
)
なるらむ
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
敬
(
うや
)
まふ事大方ならず今日
計
(
はから
)
ずも伊賀亮の
來訪
(
らいはう
)
に
預
(
あづ
)
かれば自身に出迎ひて
座敷
(
ざしき
)
へ
請
(
しやう
)
じ久々にての對面を喜び種々
饗應
(
きやうおう
)
して
四方山
(
よもやま
)
の
物語
(
ものがた
)
りには及べり天忠言葉を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
持せて先へ
差越
(
さしこ
)
し程なく寳珠花屋へ
入來
(
いりきた
)
りしかば亭主は
早速
(
さつそく
)
出迎
(
いでむか
)
へて座敷へ
請
(
しやう
)
じしに醫師は
四邊
(
あたり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“請”の意味
《名詞》
(ショウ)願うこと。招くこと。
(ショウ)律令制で五位以上の貴族などに適用された刑法上の特典。
(出典:Wiktionary)
請
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
“請”を含む語句
強請
請取
請求
請合
請負
起請
請待
普請
勧請
起請文
安請合
請願
招請
申請
請引
身請
小普請
請出
請負師
仮普請
...