“安請合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やすうけあひ44.4%
やすうけあい33.3%
やすうけあ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書けない書けないと云つてゐても、書ければ書きたい気はあるのです。しかし安請合やすうけあひをしたが最期さいごろくな事はありません。わたしが不快な目にはなければ、かならずあなたが不快な目に遇ひます。
売文問答 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
安請合やすうけあいをしたが、私はそれ丈けでは安心がならず、私自身も本田から聞いた春泥の最後に住んでいたという、上野桜木町さくらぎちょう三十二番地へ行って、近所で様子を探って見ることにした。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
安請合やすうけあいをして、しまった! というつもりで言ったのか、何かまた別に深く腹にこたえるものがあって言ったのか、そのこともよくわからないのです。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)