“請引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけひか33.3%
うけひく33.3%
しょういん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他へ縁付えんづけざる中はむかへ難し殊に我等未だ三十にも足ざれば急ぐにも及ばずとて請引うけひかざるにぞ當時の若者には珍敷めづらしきなりと一家中ほめざる者は無りける又妹お花と云は當年十六歳にて容顏ようがん美麗びれいなるは我朝の小町唐土もろこし楊貴妃やうきひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
深く思ひ初主人の妹とは知ながら折々可笑をかし想振そぶりなどして袖たもとひきけれども此吾助元來みにくき男にて勿々なか/\お花が相手になるべき器量きりやうならず殊に若黨なれば尚更請引うけひく樣もなければ只一人むね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幾時間か坐禅を組み、濶然と醒めて山を降り、天幕の入口で漢訳の法華経を読んでいると、あるじと思われる四十ばかりのチャンタン人が出てきて天幕へ請引しょういんしてくれた。
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)