-
トップ
>
-
差越
読み方 | 割合 |
さしこし | 33.3% |
さしこ | 33.3% |
さしこさ | 33.3% |
賣候百兩の金子
紛失致せしに付右は私し
盜み取候に相違なしと
理不盡なる
云懸仕つり候ゆゑ私し儀市之丞より
差越たる金子の
譯を申聞ると雖も一向
双合ず却て盜賊の
汚名を
持せて先へ
差越し程なく寳珠花屋へ
入來りしかば亭主は
早速出迎へて座敷へ
請じしに醫師は
四邊を
田原町へ縁付し娘お
粂なれ共母が長々の病氣の中も
漸々一度
見舞に來りしばかりにて其節も心配の樣子もなく
劇場の咄などしてそは/\と戻りし
限其後は見舞の
使だに
差越ず如何に不人情成ばとて
實母の病氣を