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詰
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づま
ふりがな文庫
“
詰
(
づま
)” の例文
夫人は
旧
(
ふる
)
い日本の婦人たちがこれまで少し行き
詰
(
づま
)
るといつもすぐ決行したような安易な死を選ばずとも、もっと力強い積極的な態度をもって
芳川鎌子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「お
話
(
はなし
)
に
成
(
な
)
りません。……
彼岸
(
ひがん
)
も
近
(
ちか
)
い、
殘暑
(
ざんしよ
)
もドン
詰
(
づま
)
りと
云
(
い
)
ふ
處
(
ところ
)
へ
來
(
き
)
て、まあ、
何
(
ど
)
うしたつて
云
(
い
)
ふんでせうな。」
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
変だから、列を右へはずして、向うを見ると、
大手町
(
おおてまち
)
を
突
(
つ
)
き当って
薬師町
(
やくしまち
)
へ曲がる角の所で、行き
詰
(
づま
)
ったぎり、
押
(
お
)
し返したり、押し返されたりして
揉
(
も
)
み合っている。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
階段の下に果して電話機がこっちを
覗
(
のぞ
)
いていましたので、私は嬉しくなって飛びついてゆきました。だが電話をかけようとして、私はハタと
行
(
ゆ
)
き
詰
(
づま
)
ってしまいました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「向うに見える森を抜けると、お屋敷
堺
(
ざかい
)
の
高塀
(
たかべい
)
があります。そのどん
詰
(
づま
)
りの
藪畳
(
やぶだたみ
)
で」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その進歩が行き
詰
(
づま
)
って爆薬の出現となったものであるが、爆薬の方は不安定な化合物の爆発的分解によるもので、勢力の
源
(
みなもと
)
を分子内に求めている。勿論爆薬の方が火薬よりもずっと猛威を
逞
(
たくましゅ
)
うする。
原子爆弾雑話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
トヾの
結局
(
つまり
)
が
博物館
(
はくぶつくわん
)
に
乾物
(
ひもの
)
の
標本
(
へうほん
)
を
残
(
のこ
)
すか
左
(
さ
)
なくば
路頭
(
ろとう
)
の
犬
(
いぬ
)
の
腹
(
はら
)
を
肥
(
こや
)
すが
世
(
よ
)
に
学者
(
がくしや
)
としての
功名
(
こうみやう
)
手柄
(
てがら
)
なりと
愚痴
(
ぐち
)
を
覆
(
こぼ
)
す
似而非
(
えせ
)
ナツシユは
勿論
(
もちろん
)
白痴
(
こけ
)
のドン
詰
(
づま
)
りなれど、さるにても
笑止
(
せうし
)
なるは
世
(
よ
)
の
是
(
これ
)
沙汰
(
さた
)
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
女性の良心はこの点では、
直
(
すぐ
)
に行き
詰
(
づま
)
らせられるのであります。
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“詰”を含む語句
腸詰
引詰
詰問
行詰
重詰
詰寄
押詰
差詰
追詰
見詰
後詰
鑵詰
橋詰
大詰
壜詰
敷詰
鮨詰
詰合
問詰
相詰
...