“大詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおづめ53.3%
おほづめ40.0%
おほづ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大詰おおづめ奔馬ほんばの魔術という大道具の一場があって、その日の打出しとなりましたが、これを最後まで見ていた見物のうち、二人の壮士がありました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
吾人はこの第三幕が、単に中間の一揷画たりや、はた大詰おほづめの幕たるやを知らず。また今にして早くそを知らむとする程小成の満足に齷齪あくせくたるものに非ざる也。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いやなおひとにはおしやくをせぬといふが大詰おほづめのきまりでござんすとておくしたるさまもなきに、きやくはいよ/\面白おもしろがりて履歴りれきをはなしてかせよさだめてすさましい物語ものがたりがあるに相違さういなし
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)