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蓄積
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ちくせき
ふりがな文庫
“
蓄積
(
ちくせき
)” の例文
「いや。病院に入ってから、毎日服んだ。治療のために服まされたんだ。毎日のことだから、だんだん
蓄積
(
ちくせき
)
して、
酩酊
(
めいてい
)
状態になるんだね」
幻化
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
さうして
以前
(
いぜん
)
から
所有
(
しよいう
)
の
政府
(
せいふ
)
、
日本銀行
(
にほんぎんかう
)
の
分
(
ぶん
)
を
加
(
くは
)
へると三
億圓
(
おくゑん
)
の
在外正貨
(
ざいぐわいせいくわ
)
を
蓄積
(
ちくせき
)
することが
出來
(
でき
)
たのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
見るものすべてが流通
無碍
(
むげ
)
になっただけ、それだけ女性全般の中に
蓄積
(
ちくせき
)
されたものがない様に思います。
新時代女性問答
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
以外の物質は、みなすべて、よくこれを
摂取
(
せっしゅ
)
して、
脂肪
(
しぼう
)
若
(
もし
)
くは
蛋白質
(
たんぱくしつ
)
となし、その体内に
蓄積
(
ちくせき
)
す。
フランドン農学校の豚
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それはもちろん主としてその実験室に働く研究者の頭の中に
蓄積
(
ちくせき
)
して来るのであるが、教室員の頭脳の中ばかりでなく、実験室内の机とか
細々
(
こまごま
)
した器械とかいうものにまで
実験室の記憶
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
▼ もっと見る
惣
(
すべ
)
ての
文学者
(
ぶんがくしや
)
が
消費
(
せうひ
)
する
筆墨料
(
ひつぼくれう
)
を
徴収
(
ちようしう
)
すれば
慈善
(
じぜん
)
病院
(
びやうゐん
)
三ツ四ツを
設
(
つく
)
る事
決
(
けつ
)
して
難
(
かた
)
きにあらず、
惣
(
すべ
)
ての
文学者
(
ぶんがくしや
)
が
喰潰
(
くひつぶ
)
す
米
(
こめ
)
と
肉
(
にく
)
を
蓄積
(
ちくせき
)
すれば
百度
(
ひやくたび
)
饑饉
(
ききん
)
来
(
きた
)
るとも
更
(
さら
)
に
恐
(
おそ
)
るゝに
足
(
た
)
らざるべく
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
地震
(
ぢしん
)
を
起
(
おこ
)
さうといふ
力
(
ちから
)
は
大陸
(
たいりく
)
又
(
また
)
は
其周圍
(
そのしゆうい
)
に
於
(
おい
)
ては
次第
(
しだい
)
に
蓄積
(
ちくせき
)
することを
許
(
ゆる
)
されても、
深
(
ふか
)
い
海底
(
かいてい
)
特
(
とく
)
に
地球
(
ちきゆう
)
の
内部
(
ないぶ
)
に
於
(
おい
)
ては、たとひかような
力
(
ちから
)
が
働
(
はたら
)
くことがあつても、
風
(
かぜ
)
に
柳
(
やなぎ
)
の
譬
(
たとひ
)
の
通
(
とほ
)
り
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
法律にそむかぬ以上は如何なる方法によって、如何なる額に
嵩
(
かさ
)
まるとも
富
(
とみ
)
を
蓄積
(
ちくせき
)
占有
(
せんゆう
)
することを許すがために、富む者はますます富むの傾向あることは、今ここで述べるを要しない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“蓄積”の意味
《名詞》
蓄積(ちくせき)
蓄え、貯めること。
(出典:Wiktionary)
蓄
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
積
常用漢字
小4
部首:⽲
16画
“蓄”で始まる語句
蓄
蓄音機
蓄音器
蓄膿症
蓄財
蓄妾
蓄妻
蓄膿
蓄殖
蓄髯