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たちい
ふりがな文庫
“
立入
(
たちい
)” の例文
かういふ
風
(
ふう
)
にしてわが
地球
(
ちきゆう
)
の
知識
(
ちしき
)
はだん/\
進
(
すゝ
)
んで
來
(
き
)
たけれども、
其内部
(
そのないぶ
)
の
成立
(
なりた
)
ちに
立入
(
たちい
)
つた
知識
(
ちしき
)
は
毛頭
(
もうとう
)
進
(
すゝ
)
んでゐないといつて
宜
(
よろ
)
しかつた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
大勢はつゞいてその堀際へ駈け寄つたが、水に呑まれた娘の姿はもう見えなかつた。城の堀へみだりに
立入
(
たちい
)
ることは国法で禁じられてゐる。
梟娘の話
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
周邊
(
あたり
)
の
話
(
はなし
)
には
稀
(
まれ
)
に
立入
(
たちい
)
るのみで、
質問
(
しつもん
)
をされたら
决
(
けつ
)
して
返答
(
へんたふ
)
を
爲
(
し
)
たことの
無
(
な
)
い、
食
(
く
)
ふ
物
(
もの
)
も、
飮
(
の
)
む
物
(
もの
)
も、
與
(
あた
)
へらるゝまゝに、
時々
(
とき/″\
)
苦
(
くる
)
しさうな
咳
(
せき
)
をする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
白猿
(
はくゑん
)
の
余光
(
よくわう
)
で
抱一
(
はういつ
)
不白
(
ふはく
)
などの
許
(
もと
)
へも
立入
(
たちい
)
るやうになり、
香茶
(
かうちや
)
活花
(
いけばな
)
まで器用で
間
(
ま
)
に
合
(
あは
)
せ、
遂
(
つひ
)
に
此人
(
このひと
)
たちの
引立
(
ひきたて
)
にて
茶道具屋
(
ちやだうぐや
)
とまでなり、
口前
(
くちまへ
)
一
(
ひと
)
つで
諸家
(
しよけ
)
に
可愛
(
かあい
)
がられ
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
三四郎は
澄
(
すま
)
してゐる訳にも行かず、と云つて無暗に
立入
(
たちい
)
つた事を聞く気にもならなかつたので、たゞ
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
何方にしても僕の行為についてそこ迄
立入
(
たちい
)
ったお話しは、あなたとする必要はないと思います。
女の一生
(新字新仮名)
/
森本薫
(著)
切らせてはならぬ。幾之助さえ助かれば仔細は無い、重ねて申してはならぬぞ、
唯
(
ただ
)
、膳部係の者によく申聞けて、余人の
立入
(
たちい
)
るのを許してはならぬ。女子供と
雖
(
いえ
)
ども油断は禁物だぞ
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
多日
(
たじつ
)
病
(
やまひ
)
と
稱
(
しよう
)
して
引籠
(
ひきこも
)
り、
人知
(
ひとし
)
れず
諸家
(
しよか
)
に
立入
(
たちい
)
り、
内端
(
うちわ
)
の
樣子
(
やうす
)
を
伺
(
うかゞ
)
ひ
見
(
み
)
るに、
御勝手
(
ごかつて
)
空
(
むな
)
しく
御手許
(
おてもと
)
不如意
(
ふによい
)
なるにもかゝはらず、
御家中
(
ごかちう
)
の
面々
(
めん/\
)
、
分
(
わ
)
けて
老職
(
らうしよく
)
の
方々
(
かた/″\
)
はいづれも
存外
(
ぞんぐわい
)
有福
(
いうふく
)
にて
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
周辺
(
あたり
)
の
話
(
はなし
)
には
稀
(
まれ
)
に
立入
(
たちい
)
るのみで、
質問
(
しつもん
)
をされたら
决
(
けっ
)
して
返答
(
へんとう
)
をしたことの
無
(
な
)
い、
食
(
く
)
う
物
(
もの
)
も、
飲
(
の
)
む
物
(
もの
)
も、
与
(
あた
)
えらるるままに、
時々
(
ときどき
)
苦
(
くる
)
しそうな
咳
(
せき
)
をする。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と
立入
(
たちい
)
ったが声を懸けた。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“立入”で始まる語句
立入与力
立入左京亮
立入左京頼隆