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煽
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あほ
ふりがな文庫
“
煽
(
あほ
)” の例文
代助は其
笑
(
わらひ
)
の
中
(
なか
)
に
一種
(
いつしゆ
)
の
淋
(
さみ
)
しさを認めて、
眼
(
め
)
を
正
(
たゞ
)
して、三千代の
顔
(
かほ
)
を
凝
(
じつ
)
と見た。三千代は急に
団扇
(
うちは
)
を取つて
袖
(
そで
)
の
下
(
した
)
を
煽
(
あほ
)
いだ。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
自慢
(
じまん
)
も
交
(
ま
)
じる
親切
(
しんせつ
)
に
螢火
(
ほたるび
)
大事
(
だいじ
)
さうに
挾
(
はさ
)
み
上
(
あ
)
げて、
積
(
つ
)
み
立
(
た
)
てし
炭
(
すみ
)
の
上
(
うへ
)
にのせ、
四邊
(
あたり
)
の
新聞
(
しんぶん
)
みつ四つに
折
(
を
)
りて、
隅
(
すみ
)
の
方
(
ほう
)
よりそよ/\と
煽
(
あほ
)
ぐに、いつしか
是
(
こ
)
れより
彼
(
か
)
れに
移
(
うつ
)
りて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
煽
(
あほ
)
り
搏
(
う
)
つ
羽
(
は
)
うらを
透
(
す
)
かし
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
店は二
間
(
けん
)
間口の二階作り、軒には御神燈さげて
盛
(
も
)
り
塩
(
じほ
)
景気よく、
空壜
(
あきびん
)
か何か知らず、銘酒あまた棚の上にならべて帳場めきたる処もみゆ、勝手元には七輪を
煽
(
あほ
)
ぐ音折々に騒がしく
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
店
(
みせ
)
は二
間
(
けん
)
間口
(
まぐち
)
の二
階
(
かい
)
作
(
づく
)
り、
軒
(
のき
)
には
御神燈
(
ごしんとう
)
さげて
盛
(
も
)
り
鹽
(
じほ
)
景氣
(
けいき
)
よく、
空壜
(
あきびん
)
か
何
(
なに
)
か
知
(
し
)
らず、
銘酒
(
めいしゆ
)
あまた
棚
(
たな
)
の
上
(
うへ
)
にならべて
帳塲
(
ちようば
)
めきたる
處
(
ところ
)
もみゆ、
勝手元
(
かつてもと
)
には七
輪
(
りん
)
を
煽
(
あほ
)
く
音
(
おと
)
折々
(
をり/\
)
に
騷
(
さわ
)
がしく
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
煽
漢検準1級
部首:⽕
14画
“煽”を含む語句
煽動
一煽
煽情的
煽立
煽飲
煽動家
煽情
吹煽
煽切
煽起
煽風器
煽動者
煽動的
煽風機
煽付
煽賞
大煽
皷煽
鼓舞煽動