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殺人
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ひとごろし
ふりがな文庫
“
殺人
(
ひとごろし
)” の例文
そういう
殺人
(
ひとごろし
)
をした悪人なら、
鉞
(
まさかり
)
を投げて足を斬ったもよいが、でもこれから殺伐なことは、なるべく謹んでしない方がいいねえ。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ロレ
手前
(
てまへ
)
こそは、
力量
(
りきりゃう
)
は
最
(
いっ
)
ち
不足
(
ふそく
)
ながら、
時
(
とき
)
も
處
(
ところ
)
も
手前
(
てまへ
)
に
不利
(
ふり
)
でござるゆゑ、
此
(
この
)
怖
(
おそろ
)
しい
殺人
(
ひとごろし
)
の
第
(
だい
)
一
番
(
ばん
)
の
嫌疑者
(
けんぎしゃ
)
でござりませう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
何でも政治向のことで上方では騒動があって、
謀叛
(
むほん
)
を
企
(
くわだ
)
てた一味の中には、
殺人
(
ひとごろし
)
までしながら網をくぐって、西国へ逃げた者があるそうだ。
風呂供養の話
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
何故世の中には
情死
(
しんぢう
)
や
殺人
(
ひとごろし
)
や
強盗
(
がうとう
)
や
姦通
(
かんつう
)
や
自殺
(
じさつ
)
や
放火
(
はうくわ
)
や
詐欺
(
さぎ
)
や
喧嘩
(
けんくわ
)
や
脅迫
(
けふはく
)
や
謀殺
(
ぼうさつ
)
の騒が斷えぬのであらうか、何故また
狂人
(
きちがひ
)
や
行倒
(
ゆきだふれ
)
や
乞食
(
こじき
)
や
貧乏人
(
びんぼうにん
)
が出來るのであらうか。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
横浜で
露西亜
(
ロシア
)
人の斬られたことなどは、
唯
(
ただ
)
その事変に驚くばかりで自分の身には何とも思わざりしに、その後間もなく外人嫌いの精神は
俄
(
にわか
)
に進歩して
殺人
(
ひとごろし
)
の法が綿密になり、
筋道
(
すじみち
)
が
分
(
わか
)
り
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
泥酔漢
(
のんだくれ
)
のおくびと、
殺人
(
ひとごろし
)
の
温
(
ぬ
)
るい
計画
(
たくらみ
)
とにふりそそぐ雨。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
たとへ
放火
(
ひつけ
)
殺人
(
ひとごろし
)
の
大罪
(
だいざい
)
にて監獄に
入
(
い
)
るとも
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
一人殺した! ああ阪東薪十郎! 誰のためだ? お前のためだ! 女のために侍が
殺人
(
ひとごろし
)
をして盗みをする! この恋心、信じられぬか!
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
放火
(
つけび
)
、
殺人
(
ひとごろし
)
、
誘拐
(
かどわかし
)
、詐欺——と云ったような荒っぽいことを、日常茶飯事といたしている、極めて善良な正直者たちで」
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そんな話はやめてくれ! あんまり
酷
(
ひど
)
い! あんまり惨酷だ! ……俺もずいぶん殺生な男で、
殺人
(
ひとごろし
)
など何んとも思っていないが、嬰児の眼を潰すほどの
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「邪悪——そうだ、女をとりわけ憎んだっけ。……
強盗
(
おしこみ
)
、
放火
(
ひつけ
)
、
殺人
(
ひとごろし
)
、ありとあらゆる悪業を働いた野郎だ」
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「狼どころかもっと怖い、山窩だっているのでございますよ。
放火
(
ひつけ
)
と泥棒と
殺人
(
ひとごろし
)
と、三つを兼ねた山窩がね」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
相手が兇悪な盗賊とかまたは
殺人
(
ひとごろし
)
の罪人とか、そういうものを退治るなら一も二もなくお受けしようが、
亡魂
(
ぼうこん
)
とあっては有難くない——これが葉之助の心持ちであった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ところが浮世の
殺人
(
ひとごろし
)
受け負い業者、云いかえると英雄豪傑だが舵の取り方がうまくないなあ
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
よしよし面白い面白い、ひとつこいつの手に
従
(
つ
)
いて、
殺人
(
ひとごろし
)
請負業を
開店
(
ひら
)
いてやろう。天変地妖相続き、人心恟々天下騒然、食える野郎と食えぬ野郎と、変にひらきがあり過ぎる。
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
上野
(
こうずけ
)
、
下野
(
しもつけ
)
、
武蔵
(
むさし
)
、
常陸
(
ひたち
)
、
安房
(
あわ
)
、
上総
(
かずさ
)
、
下総
(
しもうさ
)
、
相模
(
さがみ
)
と股にかけ、ある時は一人で、ある時は数十人の
眷属
(
けんぞく
)
と共に、
強盗
(
おしこみ
)
、
放火
(
ひつけ
)
、
殺人
(
ひとごろし
)
の兇行を演じて来た、武士あがりのこの大盗が
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
裾野を通る旅人を竈へ入れて蒸すのです。……
殺人
(
ひとごろし
)
が好きでございます。一つの口癖がございます。男を殺すと『姦夫』と叫び、女を殺すと『姦婦』と叫ぶ。これが口癖でございます。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
原始的性格の葉之助が
殺人
(
ひとごろし
)
の味を知ったことは、それより一層危険な事である。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
恐怖から恐怖! ……賊に襲われる恐怖からは危うく助けられたが、
殺人
(
ひとごろし
)
の悪鬼の出現に、戦慄のどん底へ落とされた菊弥は、床の上へ坐ったまま、悪鬼の姿を、両手を合わせてただ拝んだ。
鸚鵡蔵代首伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
殺人
(
ひとごろし
)
をすることが出来るのさ。……此奴は何うだ、知ってるかな?
天主閣の音
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「でも今日は
殺人
(
ひとごろし
)
は、一人だけで済みましてござりますのね」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「受負でござろう、
殺人
(
ひとごろし
)
のな!」
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
殺人
(
ひとごろし
)
ではないのかえ?」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
つづいて
殺人
(
ひとごろし
)
が行われた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“殺人”の解説
殺人(さつじん)とは、人を殺す事である。
(出典:Wikipedia)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“殺人”で始まる語句
殺人者
殺人罪
殺人犯
殺人的
殺人鬼
殺人傷害事件
殺人猿
殺人癖
殺人事件
殺人請負