有益ゆうえき)” の例文
もしこれが成功せいこうするならば、飛行船用ひかうせんようなどとしてきはめて有益ゆうえきであり、火山かざん利用りようがこのてんおいても實現じつげんすることになるのであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
わかいものは、これから、一しょうをもったいなくおもって、ほんとうに有益ゆうえきに、ただしくおくらなければならないだろう……とおもいました。
いいおじいさんの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
だんだんわたしはおかげでいろんなことをおぼえた。と同時に親方のさずけてくれた課業かぎょう以上いじょう有益ゆうえきな長い旅行をした。
人生に有益ゆうえきな経験なのだ。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
いづれも有益ゆうえき資料しりようであつて、今日こんにちでも地震學ぢしんがくについてなに研究けんきゆうでもこゝろみんとするものゝ、かなら參考さんこうすべき古典書こてんしよである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
それなら、大学だいがく研究室けんきゅうしつ寄付きふしていただきましょう。ひじょうに、有益ゆうえき研究資料けんきゅうしりょうとなるのです。わたしが、多年たねんさがしていたものがはいって、うれしいのです。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しるしたものゝなかには實驗じつけんおこなるものもあるから、教師きようし父兄ふけい指導しどうもとに、安全あんぜん場所ばしよえらびて、これをこゝろみることはきはめて有益ゆうえきなことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そして、いままでのように、みんなが自分じぶん才能さいのうをふるって、このなかのために有益ゆうえきはたらき、ますますつごうがよくいくようにはやくしなければならないのだとおもいました。
子供と馬の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このとき大學だいがく其他そのた官衙かんがにゐた内外ないがい達識たつしき相會あひかいして、二週間目にしゆうかんめには日本地震學會につぽんぢしんがつかい組織そしきし、つゞいて毎月まいげつ會合かいごう有益ゆうえき研究けんきゆう結果けつか發表はつぴようしたが、創立そうりつ數箇月すうかげつのち
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)