“ゆうえき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有益58.3%
誘掖33.3%
憂液8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わかいものは、これから、一しょうをもったいなくおもって、ほんとうに有益ゆうえきに、ただしくおくらなければならないだろう……とおもいました。
いいおじいさんの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幸いにも、又学舎ゆうがくしゃには、たくさんな門生がいた。もともとここは、道三が後進を誘掖ゆうえきすべくおこした医の塾だからである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第二に鈍液どんえきと名づくるのがある。これが逆かさに上ると神経がにぶくなる。次には憂液ゆうえき、これは人間を陰気にする。最後が血液けつえき、これは四肢ししさかんにする。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)