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更
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あらたま
ふりがな文庫
“
更
(
あらたま
)” の例文
更
(
あらたま
)
つての
話
(
はなし
)
とは
何事
(
なにごと
)
だらうと、
私
(
わたくし
)
も
俄
(
にわ
)
かに
形
(
かたち
)
を
改
(
あらた
)
めると、
大佐
(
たいさ
)
は
吸殘
(
すひのこ
)
りの
葉卷
(
はまき
)
をば、
窓
(
まど
)
の
彼方
(
かなた
)
に
投
(
な
)
げやりて、
靜
(
しづ
)
かに
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
よく
揶揄
(
からか
)
われたり何かして来た気象の
剽軽
(
ひょうきん
)
な青柳の弟に当る男だと思うと、
更
(
あらたま
)
ったような気分にもなれなかった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
やはり、あすから年が
更
(
あらたま
)
るとなると、かうした生活の場所でも、常よりも一層ざわざわと慌しく騒がしかつた。
大凶の籤
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
晃 何、
更
(
あらたま
)
って、そんな心配をするものか。……晩方
閉込
(
とじこ
)
んで
一燻
(
ひといぶ
)
し燻しておくと、蚊が大分楽になるよ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
クリストフは皮膚が
更
(
あらたま
)
りつつあった。クリストフは魂が更りつつあった。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
「さて、どうも
更
(
あらたま
)
りましては、何んとも
申訳
(
もうしわけ
)
のない
御無沙汰
(
ごぶさた
)
で。
否
(
いえ
)
、もう、そりゃ実に、
烏
(
からす
)
の鳴かぬ日はあっても、お
噂
(
うわさ
)
をしない日はありませんが、なあ、これえ。」
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『
今夜
(
こんや
)
は
更
(
あらたま
)
つて、
少
(
すこ
)
しお
話
(
はな
)
し
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
がある。』と
私
(
わたくし
)
の
顏
(
かほ
)
を
凝視
(
みつ
)
めた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「余り気を入れると
他愛
(
たわい
)
がないよ。ちっとこう
更
(
あらたま
)
っては取留めのない事なんだから。いいかい、」
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もっとも
馴染
(
なじみ
)
の相談も
串戯
(
じょうだん
)
ではないのだけれども。特に
更
(
あらたま
)
って、ついにない事、もじもじして
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
承れ、いかに近常——と
更
(
あらたま
)
る処だわね。手拭の
床几
(
しょうぎ
)
でさ。東京に美術工業大博覧会がある。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「破れかぶれは初手からだ。構うもんか!……
更
(
あらたま
)
って(清葉さん)。……」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
火事場にゃ見物が多いから気が咎めるかして、誰も
更
(
あらたま
)
って喧嘩を買って出るものはなし、交番へ聞えたって、水で消さずに何で消す、おまけに自分の内だといや、それで済むから持ったもんです。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と大人しやかに
真面目
(
まじめ
)
な挨拶、殊勝な事と小宮山も
更
(
あらたま
)
り
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
主税は
更
(
あらたま
)
って、
慇懃
(
いんぎん
)
に手を
支
(
つ
)
いて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
とちょっと
睨
(
ね
)
めつけた、が
更
(
あらたま
)
って
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
急に二人は
更
(
あらたま
)
ったのである。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
金之助はやや
更
(
あらたま
)
り
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と再度
更
(
あらたま
)
って
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
更
(
あらたま
)
って——
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
“更”を含む語句
夜更
更衣
深更
着更
初更
衣更
猶更
尚更
五更
変更
更紗
殊更
三更
二更
更生
一更
更行
満更
今更
万更
...