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ぶんが
ふりがな文庫
“
文雅
(
ぶんが
)” の例文
妻
(
つま
)
をおさいといひ、俳名を
翠仙
(
すゐせん
)
といふ、夫婦ともに俳諧を
能
(
よく
)
し
文雅
(
ぶんが
)
を
好
(
このめ
)
り。此
柏筵
(
はくえん
)
が日記のやうに
書残
(
かきのこ
)
したる
老
(
おい
)
の
楽
(
たのしみ
)
といふ
随筆
(
ずゐひつ
)
あり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
主水は兄の庄八郎やまた長兄の惣蔵が武勇一図の人間であるのと大いに趣きを異にしてきわめて
文雅
(
ぶんが
)
の人物であった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
もとより私の見方は、文章の上から見てのことばかりだが、後に多くの
文雅
(
ぶんが
)
の
士
(
し
)
がさうした書きかたをしたのを見ると、これを學んだのでないかと思ふほどだ。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
まえの白菊の歌は、老公がかつて水戸の
丸山
(
まるやま
)
に十景を選んで、
淵明堂
(
えんめいどう
)
を建て、また、
園
(
えん
)
をひらいて
文雅
(
ぶんが
)
の
集
(
つど
)
いをした折、京のさる
宮家
(
みやけ
)
から
光圀
(
みつくに
)
へ下賜されたお歌だった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
知らぬものは真の
文雅
(
ぶんが
)
の
士
(
し
)
とおもひ、
訪
(
とひ
)
よるさへも多ければ、
忽
(
たちま
)
ち
諸国
(
しよこく
)
にも
園
(
その
)
の名を
馨
(
かほ
)
らせ、
枝葉
(
えだは
)
の
栄
(
さか
)
え、それのみか、
根堅
(
ねがた
)
き
名園
(
めいゑん
)
を
斯
(
か
)
く
遺
(
のこ
)
して
年々
(
ねん/\
)
の
繁昌
(
はんじやう
)
、なみ/\の
智恵
(
ちゑ
)
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
▼ もっと見る
妻
(
つま
)
をおさいといひ、俳名を
翠仙
(
すゐせん
)
といふ、夫婦ともに俳諧を
能
(
よく
)
し
文雅
(
ぶんが
)
を
好
(
このめ
)
り。此
柏筵
(
はくえん
)
が日記のやうに
書残
(
かきのこ
)
したる
老
(
おい
)
の
楽
(
たのしみ
)
といふ
随筆
(
ずゐひつ
)
あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
心
(
こゝろ
)
帰家
(
かへりたき
)
にありて
風雅
(
ふうが
)
をうしなひ、
古跡
(
こせき
)
をも
空
(
むな
)
しく
過
(
よぎ
)
り、
惟
(
たゞ
)
平々
(
なみ/\
)
たる
旅人
(
りよじん
)
となりて、きゝおよびたる
文雅
(
ぶんが
)
の人をも
剌問
(
たづね
)
ざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
なり。
嗟乎
(
あゝ
)
年
(
とし
)
の
倹
(
けん
)
せしをいかんせん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
心
(
こゝろ
)
帰家
(
かへりたき
)
にありて
風雅
(
ふうが
)
をうしなひ、
古跡
(
こせき
)
をも
空
(
むな
)
しく
過
(
よぎ
)
り、
惟
(
たゞ
)
平々
(
なみ/\
)
たる
旅人
(
りよじん
)
となりて、きゝおよびたる
文雅
(
ぶんが
)
の人をも
剌問
(
たづね
)
ざりしは今に
遺憾
(
ゐかん
)
なり。
嗟乎
(
あゝ
)
年
(
とし
)
の
倹
(
けん
)
せしをいかんせん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
神主
(
かんぬし
)
宮氏の家に
貞和
(
ぢやうわ
)
文明
(
ぶんめい
)
の頃の
記録
(
きろく
)
今に
存
(
そん
)
せり。
当主
(
たうしゆ
)
は
文雅
(
ぶんが
)
を
好
(
このみ
)
、
吟詠
(
ぎんえい
)
にも
富
(
とめ
)
り、
雅名
(
がめい
)
を
正樹
(
まさき
)
といふ。
余
(
よ
)
も
同好
(
どうこう
)
を以て
交
(
まじはり
)
を
修
(
おさ
)
む。
幣下
(
へいした
)
と
唱
(
となふ
)
る
社家
(
しやけ
)
も
諸方
(
しよはう
)
にあまたある大社也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
されば近来も越地に遊ぶ
文人墨客
(
ぶんじんぼくかく
)
あまたあれど、秋のすゑにいたれば雪をおそれて
故郷
(
ふるさと
)
へ
逃皈
(
にげかへ
)
るゆゑ、越雪の
詩哥
(
しいか
)
もなく
紀行
(
きかう
)
もなし。
稀
(
まれ
)
には他国の人越後に雪中するも
文雅
(
ぶんが
)
なきは筆にのこす事なし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
雅
常用漢字
中学
部首:⾫
13画
“文”で始まる語句
文
文字
文句
文言
文身
文箱
文明
文章
文書
文鎮