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敷
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しい
ふりがな文庫
“
敷
(
しい
)” の例文
左様
(
さう
)
ですツてネ——其事は私も新聞で見ましたの、——
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
しい
)
文句ばかり書いてあるので、
能
(
よ
)
くは解りませぬでしたが、何でも兼さんに
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
世間馴れぬお梅はこんな
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
しい
)
事件の後仕末について、祖母から相談を掛けられるのを恐れてゐた。
孫だち
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
おつぎも
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
も
眼
(
め
)
を
据
(
す
)
ゑて
默
(
だま
)
つて
聞
(
き
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
勘次
(
かんじ
)
は
六
(
むづ
)
ヶ
敷
(
しい
)
顏
(
かほ
)
をして
居
(
ゐ
)
ながらも
熱心
(
ねつしん
)
に
聞
(
き
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
加
(
くわえ
)
てフークでサラサラと
掻
(
か
)
き
混
(
まぜ
)
てフライ鍋へバターを
敷
(
しい
)
てその品物を
皆
(
み
)
なよくいためるのです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
空気
洋燈
(
らんぷ
)
が
煌々
(
くわう/\
)
と
燿
(
かゞや
)
いて書棚の
角々
(
かど/\
)
や、金文字入りの
書
(
ほん
)
や、置時計や、水彩画の
金縁
(
きんぶち
)
や、
籐
(
とう
)
のソハに
敷
(
しい
)
てある
白狐
(
びやくこ
)
の
銀毛
(
ぎんまう
)
などに反射して部屋は
綺麗
(
きれい
)
で陽気である、銀之助はこれが
好
(
すき
)
である。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
おまへは決心をしてそれを
為遂
(
しと
)
げることの六ヶ
敷
(
しい
)
方
(
ほう
)
には違ひ
有
(
あり
)
ません。それが
為
(
ため
)
におまへもいかい苦労をおしだ、わたしも
中
(
なか
)
/\はたで気が
揉
(
も
)
め升。しかしまた
少
(
ちひ
)
さいにしては感心な
処
(
ところ
)
も
有升
(
あります
)
。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
そして又御本宅の御取込とは御噂の有た奧樣の御妹子が御方附になるの、
彼宅
(
あちら
)
は御目出度事さぞ此宅の旦那樣もどんなにか御うらやま
敷
(
しい
)
だろふねとの同情、ほむに御隱居樣も御出掛遊ばすのであつた
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
井上の奥様がサウぢやない、是れ/\の話でツて、私なぞには解からぬ何か
六
(
むづ
)
ヶ
敷
(
しい
)
事
(
こと
)
仰
(
お
)
つしやいましてネ、其れでモウ内相談が
定
(
き
)
まつて、来月三日の教会の廿五年の御祝が済むと
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
どうだ、貴様はお袋の様な音なしくつて
悧
(
かし
)
こい女になれるか、チツト
六
(
むづ
)
ヶ
敷
(
しい
)
様
(
やう
)
だな、今のみゝずの話しも十一の
児
(
こ
)
にしちやア余り
馬鹿
(
ばか
)
げた
様
(
やう
)
だな、どうだ、アハヽヽ、そんな
真面目
(
まじめ
)
な顔をせずともだ。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
敷
(
しい
)
て今の原料を
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
余り情ないと思ひますよ——私見たいな無学文盲には
六
(
むづ
)
ヶ
敷
(
しい
)
事は少しも解りませぬけれど、あの山木さんなど、何年にも教会へ
御出席
(
おいで
)
なされたことのあるぢや無し、それに貴郎、酒はめしあがる
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“敷”の意味
《名詞》
(しき)物の下に敷くもの。
(しき)船の底の部分の材料。かわら。
(しき)敷金・敷き布団などの略。
(しき)秋や冬の頃、夜の海で魚群が白くなって見える現象。
(出典:Wiktionary)
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画
“敷”を含む語句
六ヶ敷
風呂敷包
敷布
忌々敷
折敷
宜敷
敷物
畳敷
委敷
桟敷
座敷
棧敷
間敷
上敷
屋敷
敷衍
座敷牢
下座敷
敷詰
大風呂敷
...