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故々
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わざ/\
ふりがな文庫
“
故々
(
わざ/\
)” の例文
其
(
そ
)
の
替
(
かは
)
り、
今
(
いま
)
ね、
寢
(
ね
)
ながら
本
(
ほん
)
を
讀
(
よ
)
んで
居
(
ゐ
)
て、
面白
(
おもしろ
)
い
事
(
こと
)
があつたから、お
話
(
はなし
)
をして
上
(
あ
)
げようと
思
(
おも
)
つて、
故々
(
わざ/\
)
遊
(
あそ
)
びに
來
(
き
)
たんぢやないか。
途中
(
とちう
)
が
寒
(
さむ
)
かつたよ。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
では
何
(
どう
)
ですか、藻西太郎は伯父を殺して仕舞た後で
故々
(
わざ/\
)
自分の名前を
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
肝心
(
かんじん
)
な
事
(
こと
)
を
言忘
(
いひわす
)
れた。——
木戸錢
(
きどせん
)
はおろか、
遠方
(
ゑんぱう
)
から
故々
(
わざ/\
)
汽車賃
(
きしやちん
)
を
出
(
だ
)
して、お
運
(
はこ
)
びに
成
(
な
)
つて、これを
御覽
(
ごらん
)
なさらうとする
道徳家
(
だうとくか
)
、
信心者
(
しんじんしや
)
があれば、
遮
(
さへぎ
)
つてお
留
(
と
)
め
申
(
まを
)
す。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
職人の衣類を捨て
故々
(
わざ/\
)
藻西の如き商人の風に
打扮
(
いでた
)
ちプラトを連れて老人の許へ
問行
(
といゆ
)
きしなり、是だけにて充分藻西に疑いの掛るならんと思いたれど猶お念の上にも念を入れ、老人の死骸の手を取り
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
故々
(
わざ/\
)
言
(
い
)
ふまでもないが、
坂
(
さか
)
の
上
(
うへ
)
の
一方
(
いつぱう
)
は
二七
(
にしち
)
の
通
(
とほ
)
りで、
一方
(
いつぱう
)
は
廣
(
ひろ
)
い
町
(
まち
)
を
四谷見附
(
よつやみつけ
)
の
火
(
ひ
)
の
見
(
み
)
へ
拔
(
ぬ
)
ける。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたし
)
だつて、
御覽
(
ごらん
)
の
通
(
とほ
)
り、
別
(
べつ
)
に
怪我
(
けが
)
もせず
無事
(
ぶじ
)
なんですから、
故々
(
わざ/\
)
お
話
(
はな
)
しをする
程
(
ほど
)
でもないのかも
知
(
し
)
れませんが、でも、
氣
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
行
(
い
)
らつしやる
方
(
はう
)
が
可
(
よ
)
からうと
思
(
おも
)
つたからです。……
失禮
(
しつれい
)
しましたね。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
々
3画
“故”で始まる語句
故
故郷
故意
故里
故障
故事
故国
故人
故実
故智