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推
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おし
ふりがな文庫
“
推
(
おし
)” の例文
そしてまあ、その継母はまた何だって遠まわしに、貢さんのせいのように
推
(
おし
)
つけて聞かしたんだろうね。お前さんにどうかしてくれろというのかね。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
燈火
(
ともしび
)
を
点
(
てん
)
ずるころ、かの七間四面の堂にゆかた
裸
(
はだか
)
の男女
推
(
おし
)
入りて、
錐
(
きり
)
をたつるの地なし。
余
(
よ
)
も若かりしころ一度此堂押にあひしが、上へあげたる手を下へさぐる事もならざるほどに
逼
(
せま
)
り
立
(
たち
)
けり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
姑
(
しばら
)
く
推
(
おし
)
問答の末彼は
終
(
つひ
)
に満枝を
拉
(
らつ
)
し去れり。
迹
(
あと
)
に貫一は悪夢の覚めたる如く
連
(
しきり
)
に
太息
(
ためいき
)
呴
(
つ
)
いたりしが、やがて
為
(
せ
)
ん方無げに
枕
(
まくら
)
に就きてよりは、見るべき物もあらぬ
方
(
かた
)
に、
止
(
た
)
だ
果無
(
はてしな
)
く目を奪れゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
推
(
おし
)
て全く文右衞門が盜人なりと思ひ居けるゆゑお政に向ひお前の
亭主
(
ていしゆ
)
と云者は恐ろしき
大盜人
(
おほぬすびと
)
大方まだ/\油屋の百兩許りにてはあるまじ所々方々にて
稼
(
かせ
)
ぎたる事もあらん今迄此方の
仲間
(
なかま
)
には他人の物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「どうですか、余り
推
(
おし
)
つけがましい
申分
(
もうしぶん
)
ではありますが、心はおなじ畜生でも、いくらか人間の顔に似た、口を利く、手足のある、廉平の方が
可
(
い
)
いですか。」
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
燈火
(
ともしび
)
を
点
(
てん
)
ずるころ、かの七間四面の堂にゆかた
裸
(
はだか
)
の男女
推
(
おし
)
入りて、
錐
(
きり
)
をたつるの地なし。
余
(
よ
)
も若かりしころ一度此堂押にあひしが、上へあげたる手を下へさぐる事もならざるほどに
逼
(
せま
)
り
立
(
たち
)
けり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
御取込にて御話も成ずと有て
推
(
おし
)
て申も
如何
(
いかゞ
)
なれども御母樣の御身の上に
就
(
つき
)
急
(
きふ
)
に御話申さねば成ぬ事故
鳥渡
(
ちよつと
)
なりとも御目に掛り
度
(
たく
)
存じますれば御
邪魔
(
じやま
)
ながら最一
應
(
おう
)
御取次下されよと頼みけるに彼男は
點頭
(
うなづき
)
て奧へ入しのみ待ども/\何の
返事
(
へんじ
)
もなく彼是する
中
(
うち
)
早
(
はや
)
淺草寺の初夜を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
岸には
推
(
おし
)
ならべて柳の樹植えられたり。若樹の
梢
(
こずえ
)
より、
老樹
(
おいき
)
の
樹
(
こ
)
の
間
(
ま
)
に、
居所
(
いどころ
)
かわるがわる、月の形かからむとして、動くにや、風の
凪
(
な
)
ぎたる柳の枝、下垂れて流れの上に
揺
(
ゆら
)
めきぬ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さてはあつらへたまひし如く家に送りたまふならむと
推
(
おし
)
はかるのみ、わが胸の
中
(
うち
)
はすべて見すかすばかり知りたまふやうなれば、わかれの
惜
(
お
)
しきも、ことのいぶかしきも、
取出
(
とりい
)
でていはむは
益
(
やく
)
なし。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さてはあつらえたまいしごとく家に送りたまうならむと
推
(
おし
)
はかるのみ、わが胸の
中
(
うち
)
はすべて見すかすばかり知りたまうようなれば、わかれの惜しきも、ことのいぶかしきも、取出でていわむは
益
(
やく
)
なし。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“推”を含む語句
推察
推移
推量
推重
邪推
推測
推進機
推進器
推参
推薦
当推量
推戴
推着
推上
推掛
推古天皇
推行
推付
推考
推敲
...