トップ
>
呴
ふりがな文庫
“呴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つ
50.0%
いきか
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つ
(逆引き)
竟
(
つひ
)
には
溜息
(
ためいき
)
呴
(
つ
)
きてその目を閉づれば、片寝に
倦
(
う
)
める
面
(
おもて
)
を
内向
(
うちむ
)
けて、
裾
(
すそ
)
の寒さを
佗
(
わび
)
しげに
身動
(
みうごき
)
したりしが、
猶
(
なほ
)
も
底止無
(
そこひな
)
き思の
淵
(
ふち
)
は彼を沈めて
逭
(
のが
)
さざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
妻の喜は
溢
(
あふ
)
るるばかりなるに
引易
(
ひきか
)
へて、遊佐は
青息
(
あをいき
)
呴
(
つ
)
きて思案に
昏
(
く
)
れたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
呴(つ)の例文をもっと
(1作品)
見る
いきか
(逆引き)
猶其の上に
靈作
(
れいさ
)
妙用
(
めうよう
)
あることは、古より傳はつてゐることで、延喜式に數〻見えたる呴の字や、江次第に「
人形
(
ひとがた
)
をもて
呴
(
いきか
)
けさしめ給ふ」
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
呴(いきか)の例文をもっと
(1作品)
見る
呴
部首:⼝
8画
“呴”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
幸田露伴