“呴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
50.0%
いきか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つひには溜息ためいききてその目を閉づれば、片寝にめるおもて内向うちむけて、すその寒さをわびしげに身動みうごきしたりしが、なほ底止無そこひなき思のふちは彼を沈めてのがさざるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
妻の喜はあふるるばかりなるに引易ひきかへて、遊佐は青息あをいききて思案にれたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
猶其の上に靈作れいさ妙用めうようあることは、古より傳はつてゐることで、延喜式に數〻見えたる呴の字や、江次第に「人形ひとがたをもていきかけさしめ給ふ」
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)