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拂
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ぱら
ふりがな文庫
“
拂
(
ぱら
)” の例文
新字:
払
で何うかして忘れて了はうとする、追ツ
拂
(
ぱら
)
はうとする。雖然駄目だ、幾ら踠いたからと謂つて、其の考は
蛭
(
ひる
)
のやうに頭の底に
粘付
(
すいつ
)
いて了つた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
『二
列
(
れつ
)
さ!』と
海龜
(
うみがめ
)
は
叫
(
さけ
)
んで、『
多
(
おほ
)
くの
海豹
(
あざらし
)
や、
海龜
(
うみがめ
)
なぞが、それから
往來
(
わうらい
)
の
邪魔
(
じやま
)
になる
海月
(
くらげ
)
を
追
(
お
)
ッ
拂
(
ぱら
)
ふ——』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
醉
(
よ
)
つ
拂
(
ぱら
)
つたか、
寢込
(
ねこ
)
んだか、
馬方
(
うまかた
)
め、
馬鹿
(
ばか
)
にしやがると、
異説
(
いせつ
)
、
紛々
(
ふん/\
)
たる
所
(
ところ
)
へ、
提灯
(
ちやうちん
)
片手
(
かたて
)
に
息
(
いき
)
せいて
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小
(
ちひ
)
さな
葬式
(
さうしき
)
ながら
柩
(
ひつぎ
)
が
出
(
で
)
た
後
(
あと
)
は
旋風
(
つむじかぜ
)
が
埃
(
ほこり
)
を
吹
(
ふ
)
つ
拂
(
ぱら
)
つた
樣
(
やう
)
にからりとして
居
(
ゐ
)
た。
手傳
(
てつだひ
)
に
來
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
た
女房等
(
にようばうら
)
はそれでなくても
膳立
(
ぜんだて
)
をする
客
(
きやく
)
が
少
(
すくな
)
くて
暇
(
ひま
)
であつたから
滅切
(
めつきり
)
手持
(
てもち
)
がなくなつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
少し間の
延
(
の
)
びた顏をしてゐる者があツたら、
突倒
(
つきたふ
)
す、
踏踣
(
ふみのめ
)
す、
噛付
(
かみつ
)
く、かツ
拂
(
ぱら
)
ふ、
唸
(
うな
)
る、
喚
(
わめ
)
く、慘
憺
(
たん
)
たる
惡戰
(
あくせん
)
だ。だから
汗
(
あせ
)
と
垢
(
あか
)
とが
到處
(
いたるところ
)
に
充滿
(
いつぱい
)
になツてゐて、東京には
塵埃
(
ごみ
)
が多い。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
で何うかして忘れて了はうとする、追ツ
拂
(
ぱら
)
はうとする。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
拂
部首:⼿
8画
“拂”を含む語句
拂曉
追拂
煤拂
引拂
御拂
咳拂
醉拂
露拂
支拂
賣拂
掻拂
切拂
拂子
吹拂
拂底
出拂
所拂
振拂
拂塵
海外支拂勘定
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