けふ)” の例文
(四三)しんへいは、もと(四四)悍勇かんゆうにしてせいかろんじ、せいがうしてけふす。たたかもの(四五)其勢そのいきほひつてこれ利導りだうす。
すなはち人をして才人巨源を何処いづこかの逆旅げきりよに刺殺せしめたりと言ふ。あんずるに自殺にけふなるものは、他殺にも怯なりと言ふべからず。巨源のこの理をわきまへず、みだりに今人を罵つてつひに刀下の怨鬼えんきとなる。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
人をけふにしまた人を不純にする知識ではないか。
間居 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
龐涓はうけんくこと三日みつかおほひよろこんでいはく、『われもとよりせいぐんけふなるをる。りて三日みつか士卒しそつぐるものなかばにぎたり』
われかつたびつかへてたびきみはる。鮑叔はうしゆくわれもつ(九)不肖ふせうさず、ときはざるをればなりわれかつたびたたかうてたびはしる。鮑叔はうしゆくわれもつけふさず、われ老母らうぼるをればなり