“怯々然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きよろきよろ50.0%
きよろ/\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口がおのづからポカンと開いたも心付かず、臆病らしい眼を怯々然きよろきよろと両側の家に配つて、到頭、村もはづれ近くなつたあたりで、三国屋さんごくやといふ木賃宿の招牌かんばんを見付けた時は、かれには
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
臆病らしい眼を怯々然きよろ/\と兩側の家に配つて、到頭、村も端れ近くなつた邊で、三國屋といふ木賃宿の招牌かんばんを見附けた時は、渠には既う、現世に何の希望も無かつた。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)