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聞怯
ふりがな文庫
“聞怯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ききお
50.0%
ききおじ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ききお
(逆引き)
何より
聞怯
(
ききお
)
じをした事は、いささかたりとも神慮に背くと、
静流
(
しずかりゅう
)
がひらめくとともに、鼻を
殺
(
そ
)
がるる、というのである。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其中先ず第一は「
聞怯
(
ききお
)
じ」というので、敵が何万来るとか何十万寄せるとか、或は猛勇で聞えた
何某
(
なにがし
)
が向って来るとかいうことを聞いて、其風聞に
辟易
(
へきえき
)
して闘う心が無くなり
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
聞怯(ききお)の例文をもっと
(2作品)
見る
ききおじ
(逆引き)
読んで幼稚な頭で面白いと感じた丈だ、それも
聞怯
(
ききおじ
)
して、
従頭
(
てんから
)
面白いに
極
(
き
)
めて掛って、半分は雷同で面白いと感じた丈だ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
と、かつて美術学校の学生時代に、そのお山へ
抜参
(
ぬけまい
)
りをして、狼よりも旅費の不足で、したたか
可恐
(
こわ
)
い思いをした小村さんは、
聞怯
(
ききおじ
)
をして口を入れた……
噛
(
か
)
むがごとく杯を
銜
(
ふく
)
みながら
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
聞怯(ききおじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞分
聞咎
聞惚
聞書
聞糺
聞人
聞合
“聞怯”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
幸田露伴
泉鏡花