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聞怯
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ききお
ふりがな文庫
“
聞怯
(
ききお
)” の例文
何より
聞怯
(
ききお
)
じをした事は、いささかたりとも神慮に背くと、
静流
(
しずかりゅう
)
がひらめくとともに、鼻を
殺
(
そ
)
がるる、というのである。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其中先ず第一は「
聞怯
(
ききお
)
じ」というので、敵が何万来るとか何十万寄せるとか、或は猛勇で聞えた
何某
(
なにがし
)
が向って来るとかいうことを聞いて、其風聞に
辟易
(
へきえき
)
して闘う心が無くなり
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
聞怯
(
ききお
)
じ、見崩れする奴ほど人間の
屑
(
くず
)
は無いが、
扨
(
さて
)
大抵の者は聞怯じもする、見崩れもするもので、
独逸
(
ドイツ
)
のホラアフク博士が地球と
彗星
(
すいせい
)
が衝突すると云ったと聞いては、眼の色を変えて仰天し
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞分
聞咎
聞惚
聞書
聞糺
聞人
聞合