“ききおじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
聞怯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
読んで幼稚な頭で面白いと感じた丈だ、それも聞怯ききおじして、従頭てんから面白いにめて掛って、半分は雷同で面白いと感じた丈だ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と、かつて美術学校の学生時代に、そのお山へ抜参ぬけまいりをして、狼よりも旅費の不足で、したたか可恐こわい思いをした小村さんは、聞怯ききおじをして口を入れた……むがごとく杯をふくみながら
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)