労資問題も自他の問題である。細かい心の問題である。千古常に解決に苦しんでゐる問題である。そしてこれが物質的解決に近づいて行けば行くほど、問題は明快になつて行くけれども、同時に、自他の間を滑かに廻転させて行つてゐる熱のやうなものが次第に冷めた …
| 著者 | 田山録弥 |
| 著者 | 田山花袋 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「文章世界 第十五巻第三号」博文館、1920(大正9)年3月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約14分(300文字/分) |