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御尤
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ごもつと
ふりがな文庫
“
御尤
(
ごもつと
)” の例文
踵
(
きびす
)
を
囘
(
かへ
)
してツト
馳出
(
はせい
)
づればお
高
(
たか
)
走
(
はし
)
り
寄
(
よ
)
つて
無言
(
むごん
)
に
引止
(
ひきと
)
むる
帶
(
おび
)
の
端
(
はし
)
振拂
(
ふりはら
)
へば
取
(
とり
)
すがり
突
(
つ
)
き
放
(
はな
)
せば
纒
(
まと
)
ひつき
芳
(
よし
)
さまお
腹
(
はら
)
だちは
御尤
(
ごもつと
)
もなれども
暫時
(
しばし
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
逆に云へばかう云ふ風に自然が見えればこそ、かう云ふ画が
此処
(
ここ
)
に出来上つたのだから、
一応
(
いちおう
)
は
至極
(
しごく
)
御尤
(
ごもつと
)
もである。
西洋画のやうな日本画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
長
(
なが
)
き
沈默
(
ちんもく
)
に
次
(
つ
)
ぐに
僅
(
わづ
)
かこれだけの
言葉
(
ことば
)
でした、それも
時々
(
とき/″\
)
グリフォンの『
御尤
(
ごもつと
)
も!』と
云
(
い
)
ふ
間投詞
(
かんとうし
)
や、
絶
(
た
)
えず
海龜
(
うみがめ
)
の
苦
(
くる
)
しさうな
歔欷
(
すゝりなき
)
とに
妨
(
さまた
)
げられて
絶
(
た
)
え/″\に。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
御尤
(
ごもつと
)
もなことですが、——若しそれが世上に知れ渡つたとしたら、御公儀の方は何うなりませう」
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御尤
(
ごもつと
)
もと思ひます。
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
御不審は
御尤
(
ごもつと
)
もですが、先達樣——東海坊樣は、そんな氣の小さい方ぢや御座いませんでした。
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先生はにやにや笑ひながら「それも
後
(
のち
)
に考へて見ると、子規はあの通り寝てゐたですから、坐つた人間ばかり見てゐたのでせうし、わたしは又外国にゐたのですから、坐らない人間ばかり見てゐましたし」と
御尤
(
ごもつと
)
もな註釈を
正岡子規
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と
叱
(
しか
)
りつけられて
我知
(
われし
)
らずあとじさりする
意氣地
(
いくぢ
)
なさまだ
霜
(
しも
)
こほる
夜嵐
(
よあらし
)
に
辻待
(
つじまち
)
の
提燈
(
ちやうちん
)
の
火
(
ひ
)
の
消
(
き
)
えかへる
迄
(
まで
)
案
(
あん
)
じらるゝは
二親
(
ふたおや
)
のことなり
馴
(
な
)
れぬ
貧苦
(
ひんく
)
に
責
(
せ
)
めらるゝと
懷舊
(
くわいきう
)
の
情
(
じやう
)
のやる
方
(
かた
)
なさとが
老體
(
らうたい
)
の
毒
(
どく
)
になりてや
涙
(
なみだ
)
がちに
同
(
おな
)
じやうな
煩
(
わづら
)
ひ
方
(
かた
)
それも
御尤
(
ごもつと
)
もなり
我
(
われ
)
さへ
無念
(
むねん
)
に
膓
(
はらわた
)
の
沸
(
に
)
え
納
(
をさ
)
まらぬものを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「いかにも、
御尤
(
ごもつと
)
も、——では讀み下します、御覽下さい」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
仰せ
千万
(
せんばん
)
御尤
(
ごもつと
)
もに候。
尾形了斎覚え書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
御尤
(
ごもつと
)
もで」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
尤
漢検準1級
部首:⼪
4画
“御尤”で始まる語句
御尤様