“懷舊”の読み方と例文
新字:懐旧
読み方割合
くわいきう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と叱(しか)りつけられて我知(われし)らずあとじさりする意氣地(いくぢ)なさまだ霜(しも)こほる夜嵐(よあらし)に辻待(つじまち)の提燈(ちやうちん)の火(ひ)の消(き)えかへる迄(まで)案(あん)じらるゝは二親(ふたおや)のことなり馴(な)れぬ貧苦(ひんく)に責(せ)めらるゝと懷舊(くわいきう)の情(じやう)のやる方(かた)なさとが老體(らうたい)の毒(どく)になりてや涙(なみだ)がちに同(おな)じやうな煩(わづら)ひ方(かた)それも御尤(ごもつと)もなり我(われ)さへ無念(むねん)に膓(はらわた)の沸(に)え納(をさ)まらぬものを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)