トップ
>
後廻
>
あとまは
ふりがな文庫
“
後廻
(
あとまは
)” の例文
水
(
みづ
)
を
用
(
もち
)
ひては
却
(
かへ
)
つて
能
(
よ
)
くない
場合
(
ばあひ
)
は
後廻
(
あとまは
)
しにして、
先
(
ま
)
づ
水
(
みづ
)
を
用
(
もち
)
ひて
差支
(
さしつか
)
へない
場合
(
ばあひ
)
、もしくは
有利
(
ゆうり
)
な
場合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
て、
水
(
みづ
)
のあるなしによつて
如何
(
いか
)
に
之
(
これ
)
を
處置
(
しよち
)
するかを
述
(
の
)
べて
見
(
み
)
たい。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
所
(
ところ
)
が
今日
(
けふ
)
歸
(
かへ
)
りを
待
(
ま
)
ち
受
(
う
)
けて
逢
(
あ
)
つて
見
(
み
)
ると、
其所
(
そこ
)
が
兄弟
(
きやうだい
)
で、
別
(
べつ
)
に
御世辭
(
おせじ
)
も
使
(
つか
)
はないうちに、
何處
(
どこ
)
か
暖味
(
あたゝかみ
)
のある
仕打
(
しうち
)
も
見
(
み
)
えるので、つい
云
(
い
)
ひたい
事
(
こと
)
も
後廻
(
あとまは
)
しにして、
一所
(
いつしよ
)
に
湯
(
ゆ
)
になんぞ
這入
(
はい
)
つて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
見
(
み
)
すかされ
機械仕掛
(
きかいじかけ
)
のあやつり
身上
(
しんじやう
)
松澤
(
まつざは
)
ももう
下
(
くだ
)
り
坂
(
ざか
)
よと
囃
(
はや
)
されんは
口惜
(
くちを
)
しく
脊
(
せ
)
なる
新田
(
につた
)
は
後廻
(
あとまは
)
し
腹
(
はら
)
の
織元
(
おりもと
)
其他
(
そのほか
)
へ
有金
(
ありがね
)
大方
(
おほかた
)
取
(
とり
)
あつめて
仕拂
(
しはら
)
ひたる
噂
(
うはさ
)
こそ
耳
(
みゝ
)
よりのことなれと
平生
(
ひごろ
)
ねらひすませし
的
(
まと
)
彼方
(
かなた
)
より
延期
(
えんき
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
開会後第一の土曜の
午過
(
ひるすぎ
)
には
大勢
(
おほぜい
)
一所に
来
(
き
)
た。——広田先生と野々宮さんと与次郎と三四郎と。
四人
(
よつたり
)
は
余所
(
よそ
)
を
後廻
(
あとまは
)
しにして、第一に「森の女」の部屋に這入つた。与次郎が「あれだ、あれだ」と云ふ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世