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彫刻物
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ほりもの
ふりがな文庫
“
彫刻物
(
ほりもの
)” の例文
何
(
なん
)
ぼ
私
(
わし
)
が
顱巻
(
はちまき
)
しても、
血
(
ち
)
の
通
(
かよ
)
ふ、
暖
(
あたゝか
)
い
彫刻物
(
ほりもの
)
は
覚束
(
おぼつか
)
ないで、……
何
(
なん
)
とか
別
(
べつ
)
の
工夫
(
くふう
)
を
頼
(
たの
)
むだ、
最
(
も
)
う
此
(
こ
)
なものは
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
機
(
おり
)
にかないて
語
(
かた
)
る
言
(
ことば
)
は
銀
(
ぎん
)
の
彫刻物
(
ほりもの
)
に
金
(
きん
)
の
林檎
(
りんご
)
を
嵌
(
は
)
めたるが
如
(
ごと
)
し、という聖書の
箴言
(
しんげん
)
を思い出し、こんな優しいお母さまを持っている自分の幸福を、つくづく神さまに感謝した。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
極楽
(
ごくらく
)
から
剰銭
(
つりせん
)
を
取
(
と
)
る
年
(
とし
)
で、
城
(
じやう
)
ヶ
沼
(
ぬま
)
の
女
(
をんな
)
の
影
(
かげ
)
に
憂身
(
うきみ
)
を
窶
(
やつ
)
すお
庇
(
かげ
)
には、
動
(
うご
)
く、
働
(
はたら
)
く、
彫刻物
(
ほりもの
)
は
活
(
い
)
きて
歩行
(
ある
)
く……
独
(
ひと
)
りですら/\と
天守
(
てんしゆ
)
へ
上
(
あが
)
つて、
魔物
(
まもの
)
の
閨
(
ねや
)
に
推参
(
すゐさん
)
する、が、
張
(
はり
)
も
意地
(
いぢ
)
も
着
(
つ
)
いて
居
(
を
)
るぞ
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
五体
(
ごたい
)
が
満足
(
まんぞく
)
な
彫刻物
(
ほりもの
)
であつたらば、
真昼間
(
まつぴるま
)
、お
前様
(
めえさま
)
と
私
(
わし
)
とが、
面
(
つら
)
突合
(
つきあ
)
はせた
真中
(
まんなか
)
に
置
(
お
)
いては
動出
(
うごきだ
)
しもすめえけんども、
月
(
つき
)
の
黄色
(
きいろ
)
い
小雨
(
こさめ
)
の
夜中
(
よなか
)
、——
主
(
ぬし
)
が
今
(
いま
)
話
(
はな
)
さしつた、
案山子
(
かゝし
)
が
歩行
(
ある
)
く
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れたら
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“彫刻”で始まる語句
彫刻
彫刻師
彫刻家
彫刻帯
彫刻付
彫刻的