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張上
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はりあ
ふりがな文庫
“
張上
(
はりあ
)” の例文
愛
(
あい
)
ちやんの
驚
(
おどろ
)
きや
如何
(
いか
)
ばかり、
白兎
(
しろうさぎ
)
が、その
細
(
ほそ
)
い
金切聲
(
かなきりごゑ
)
を
張上
(
はりあ
)
げて、『
愛子
(
あいこ
)
!』と
其
(
そ
)
の
名
(
な
)
を
讀
(
よ
)
み
上
(
あ
)
げました
時
(
とき
)
の。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
当人の出雲守頼門を目の前に置いて、熊の皮の胴服と半纏の男は、山刀と長脇差を、夕陽の中にギラギラさせ乍ら、獲物を
料
(
りょう
)
る猟師のように、遠慮もなく
張上
(
はりあ
)
げるのです。
奇談クラブ〔戦後版〕:09 大名の倅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
思切
(
おもいき
)
り大声を
張上
(
はりあ
)
げて「誰だ!」と
大喝
(
だいかつ
)
一声
(
いっせい
)
叫んだ、すると
先方
(
さき
)
は、それでさも安心した様に、「先生ですか」というのだ、私はその声を聞いて、「
吉田
(
よしだ
)
君かい」というと
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
怠惰屋
(
なまけや
)
は
決
(
けつ
)
して
起
(
お
)
き
上
(
あが
)
らない、たゞ
一度
(
いちど
)
、
草
(
くさ
)
の
臥床
(
ねどこ
)
の
中
(
なか
)
から
間
(
ま
)
の
拔
(
ぬ
)
けた
聲
(
こゑ
)
を
張上
(
はりあ
)
げて
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
その笑いようは、ホホ、ホ、ホホホウと三
切
(
きり
)
に声を次第に
張上
(
はりあ
)
げて行く。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
シヤラ/\と
彈
(
ひ
)
き
出
(
だ
)
す
琵琶
(
びは
)
の
曲
(
きよく
)
、
聲
(
こゑ
)
張上
(
はりあ
)
げて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
涙に
曇
(
くも
)
る
聲
(
こゑ
)
張上
(
はりあ
)
げて
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
『
何時
(
いつ
)
でも
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
の一
番
(
ばん
)
高
(
たか
)
い
木
(
き
)
に
登
(
のぼ
)
つて』と
云
(
い
)
つて
鳩
(
はと
)
は、
金切聲
(
かなきりごゑ
)
を
張上
(
はりあ
)
げて、『これなら
大丈夫
(
だいじやうぶ
)
だと
思
(
おも
)
つてると
屹度
(
きつと
)
、
彼奴
(
あいつ
)
が
宙
(
ちう
)
からぶらりと
下
(
さが
)
つて
來
(
く
)
る!ソラ、
蛇
(
へび
)
だ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
張上
(
はりあ
)
げて
喋白
(
しやべ
)
つて
居
(
ゐ
)
ると
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“張”で始まる語句
張
張合
張子
張遼
張番
張本
張飛
張作霖
張郃
張扇