“はりあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
張合57.1%
張上38.1%
張揚4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日から新らしい一学期がっきだ。けれども学校へ行っても何だか張合はりあいがなかった。一年生はまだはいらないし三年生はない。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
当人の出雲守頼門を目の前に置いて、熊の皮の胴服と半纏の男は、山刀と長脇差を、夕陽の中にギラギラさせ乍ら、獲物をりょうる猟師のように、遠慮もなく張上はりあげるのです。
父も母も宜しく申しましたというと、又「はい」という。何卒どうぞ何分願いますというと、一段声を張揚はりあげて、「はアい」という。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)