年少ねんせう)” の例文
なかにも年少ねんせう士官等しくわんら軍刀ぐんたうつかにぎめて、艦長かんちやう號令がうれいつ、舷門げんもんほとり砲門ほうもんほとり慓悍へうかん無双ぶさう水兵等すいへいらうでさすつてる。
私は、年少ねんせうでもあらう、けれど、私は母にも誰にも言ひはしないが、胸が痛んでゐるのだつた。だから駄目であらうとは覺悟してゐる。お糸さんの目的を叶へさせたいので、一緒にといつたのだつた。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
りて倩々つく/″\あんずるに、國許くにもとさふらふ恩田杢おんだもく申者まをすもの老職らうしよく末席ばつせきにて年少ねんせうなれど、きつと器量きりやうあるものにつき、國家こくか政道せいだうげてまかまをさむとぞんずるが、それがしかれ若年じやくねんなれば譜代ふだい重役ぢうやくをはじめ家中かちうものども
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
輕氣球けいきゝゆう天空てんくうよりちた。本艦ほんかんより端艇たんていおろした。すくげたる二個ふたりひと日本人につぽんじんである。一人ひとり冐險家ぼうけんからしい年少ねんせう紳士ゼントルマン一人ひとり海軍かいぐん兵曹へいそうである。いぶかしや、何故なにゆゑぞ。
武村たけむらしからんな、わが軍艦ぐんかん」の道塲破だうじやうやぶりをやつたな、よし、乃公おれ相手あひてにならう。』と突然とつぜん大檣だいしやうかげからあらはれてたのは、いろ黒々くろ/″\とした、筋骨きんこつたくましい年少ねんせう少尉せうゐ