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大竹藪
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おほたけやぶ
ふりがな文庫
“
大竹藪
(
おほたけやぶ
)” の例文
あれがなくなつたら、山ばかりでなく、向うに光つてゐる
大竹藪
(
おほたけやぶ
)
もよく見えるやうになるだらう。第一その方が茶席を造るよりは、
手数
(
てすう
)
がかからないのに違ひない。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
つい、その
一時代前
(
ひとじだいまへ
)
には、そこは
一面
(
いちめん
)
の
大竹藪
(
おほたけやぶ
)
で、
氣
(
き
)
の
弱
(
よわ
)
い
旗本
(
はたもと
)
は、いまの
交番
(
かうばん
)
の
處
(
ところ
)
まで
晝
(
ひる
)
も
駈
(
か
)
け
拔
(
ぬ
)
けたと
言
(
い
)
ふのである。
酒井家
(
さかゐけ
)
に
出入
(
でいり
)
の
大工
(
だいく
)
の
大棟梁
(
おほとうりやう
)
が
授
(
さづ
)
けられて
開拓
(
かいたく
)
した。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さうして
京都
(
きやうと
)
の
月
(
つき
)
は
東京
(
とうきやう
)
の
月
(
つき
)
よりも
丸
(
まる
)
くて
大
(
おほ
)
きい
樣
(
やう
)
に
感
(
かん
)
じた。
町
(
まち
)
や
人
(
ひと
)
に
厭
(
あ
)
きたときは、
土曜
(
どえう
)
と
日曜
(
にちえう
)
を
利用
(
りよう
)
して
遠
(
とほ
)
い
郊外
(
かうぐわい
)
に
出
(
で
)
た。
宗助
(
そうすけ
)
は
至
(
いた
)
る
所
(
ところ
)
の
大竹藪
(
おほたけやぶ
)
に
緑
(
みどり
)
の
籠
(
こも
)
る
深
(
ふか
)
い
姿
(
すがた
)
を
喜
(
よろこ
)
んだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
村
(
むら
)
へ
掛
(
かゝ
)
ると、
降積
(
ふりつも
)
つた
大竹藪
(
おほたけやぶ
)
を
弓形
(
ゆみなり
)
に
壓
(
あつ
)
したので、
眞白
(
まつしろ
)
な
隧道
(
トンネル
)
を
潛
(
くゞ
)
る
時
(
とき
)
、
雀
(
すゞめ
)
が、ばら/\と
千鳥
(
ちどり
)
に
兩方
(
りやうはう
)
へ
飛交
(
とびかは
)
して
小蓑
(
こみの
)
を
亂
(
みだ
)
す
其
(
そ
)
の
翼
(
つばさ
)
に、
藍
(
あゐ
)
と
萌黄
(
もえぎ
)
と
紅
(
くれなゐ
)
の、
朧
(
おぼろ
)
に
蝋燭
(
らふそく
)
に
亂
(
みだ
)
れたのは、
鶸
(
ひわ
)
、
山雀
(
やまがら
)
、
鸞
(
うそ
)
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
藪
漢検準1級
部首:⾋
18画
“大竹”で始まる語句
大竹
大竹丸
大竹屋
大竹欒
大竹薮
大竹小竹
大竹善慶里