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勞働
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らうどう
彼は
晝は
寸暇をも
惜んで
勞働をするので一つには
其れが
夜なべの
仕事を
勵み
得ない
程の
疲勞を
覺えしめて
居るのでもあるが
資本主と
機械と
勞働とに
壓迫されながらも、
社會の
泥土と
暗黒との
底の底に、
僅に其の
儚い
生存を
保ツてゐるといふ
表象でゞもあるやうな
此の
唄には
穴はもう
殆ど
蜂の
體のすべてを
隱すやうな
深さになつてゐた。が、
蜂はまだその
劇しい
勞働を
休めなかつた。
資本がコスモポリタンとなれば
勞働もコスモポリタンになる
筈である。
資本の
勢力、
資本の
搾取力がコスモポリタンになれば、それに
對抗する
勞働運動も
同じくコスモポリタンになる
筈である。
然し
其の
次の
日は
過激な
勞働から
俗にそら手というて
手の
筋が
痛んだので二三
日仕事に
出られなかつた。それから六七
日たつて
烈しい
西風が
吹いた。
彼等は
勞働から
來る
空腹を
意識する
時は
一寸も
動くことの
出來ない
程俄に
疲勞を
感ずることさへある。
什麽麁末な
物でも
彼等の
口には
問題ではない。