勞働らうどう)” の例文
新字:労働
かれひる寸暇すんかをもをしんで勞働らうどうをするので一つにはれがなべの仕事しごとはげないほど疲勞ひらうおぼえしめてるのでもあるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
資本主しほんぬし機械きかい勞働らうどうとに壓迫あつぱくされながらも、社會しやくわい泥土でいど暗黒あんこくとのそこの底に、わづかに其のはかな生存せいぞんたもツてゐるといふ表象シンボルでゞもあるやうなうたには
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
あなはもうほとんはちからだのすべてをかくすやうなふかさになつてゐた。が、はちはまだそのはげしい勞働らうどうやすめなかつた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
資本しほんがコスモポリタンとなれば勞働らうどうもコスモポリタンになるはずである。資本しほん勢力せいりよく資本しほん搾取力さくしゆりよくがコスモポリタンになれば、それに對抗たいかうする勞働運動らうどううんどうおなじくコスモポリタンになるはずである。
しかつぎ過激くわげき勞働らうどうからぞくにそら手というてすぢいたんだので二三にち仕事しごとられなかつた。それから六七にちたつてはげしい西風にしかぜいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等かれら勞働らうどうから空腹くうふく意識いしきするとき一寸いつすんうごくことの出來できないほどにはか疲勞ひらうかんずることさへある。什麽どんな麁末そまつものでも彼等かれらくちには問題もんだいではない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)