労働者ろうどうしゃ)” の例文
父親ちちおや死後しご少年しょうねんは、労働者ろうどうしゃとなって、工場こうじょうはたらきました。運命うんめいは、いろいろに、もてあそんだ。かれは、機械きかいれて、不具者ふぐしゃになりました。
街の幸福 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むかしは貴族きぞくの家の長子に生まれると福分ふくぶんを一人じめにすることができたが、今日の労働者ろうどうしゃの家庭では、総領そうりょうはいちばん重い責任せきにんをしょわされる。
かわズボンに木靴きぐつといった、労働者ろうどうしゃのようなかっこうです。おばあさんは、すぐに小人こびとだなと気がつきましたので、すこしもこわくはありませんでした。
労働者ろうどうしゃは、少年しょうねんっているお菓子かしはいっているはこを、つとにんは、自転車じてんしゃを、そして、巡査おまわりさんは、小僧こぞうをだくようにして、つれていきました。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
おっとというのは石工いしくであったが、このへんのたいていの労働者ろうどうしゃと同様パリへ仕事に行っていて、わたしが物心ものごころついてこのかた、つい一度も帰って来たことはなかった。
社長しゃちょうにいって、あなたのことをはなしておきますから……。」といって、少年しょうねん労働者ろうどうしゃはあちらへいってしまいました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
器量がよくないとは言いやしない。だがじょうぶな子ではないと言うのだ。あんなひょろひょろしたかたをしたこぞうが労働者ろうどうしゃになれると思うか。ありゃあ町の子どもだ。町の子どもを
しかし、あの少年しょうねん労働者ろうどうしゃわらわれるかとおもうと、おのずから自分じぶん意気地いくじなしをじて勇気ゆうきしておもいとどまりました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「これが社長しゃちょうさんだ。いま、おはなしした少年しょうねんはこのひとです……。」と、ちいさな労働者ろうどうしゃは、二人ふたり紹介しょうかいしました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
彼女かのじょは、ある工場こうじょうまえでは、おおくの女工じょこうはたらいているのだとおもいました。また、鉄槌てっついひびいてくる工場こうじょうては、おおくのおとこ労働者ろうどうしゃはたらいているのだとおもいました。
星の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日暮ひぐがたすこしまえに、このかさをかぶった、わらじをはいてきゃはんをけた労働者ろうどうしゃは、むらをまわりつくしてまちようとして、ある神社じんじゃのそばにさしかかり、そこにろして
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり労働者ろうどうしゃが、からのトロッコにっていました。元気げんきのいい若者わかものでした。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このとき、トロッコのうえっていた労働者ろうどうしゃは、はちにをとめると
雪くる前の高原の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
労働者ろうどうしゃふうのおとこと、つとにんふうの若者わかものが、まえました。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこには、おおぜいの労働者ろうどうしゃが、はたらいていました。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)