ゑん)” の例文
旧字:
有と無との交錯、またはゑんとか、融とかいふ宇宙観や人生観、または悟道、さうしたものは、すべてそれを言つてゐるのではないか。
ある時に (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
なんでも飛騨ひだゑん当時たうじかはつたこともめづらしいこともなかつたが、たゞ取出とりいでゝいふ不思議ふしぎは、医者いしやむすめで、うまれるとたまのやう。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
左様さやうでげすな、四品よしなで七ゑんぐらゐでは如何いかゞでげせう。士「ヤ、しからぬことをふ、かまばかりでもおまへ十五りやううたのだぜ。 ...
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
水上すゐじやうバスへ御乗おのりのおきやくさまはおいそくださいませ。水上すゐじやうバスは言問こととひから柳橋やなぎばし両国橋りやうごくばし浜町河岸はまちやうがしを一しうして時間じかんは一時間じかん料金れうきんにん五十ゑん御在ございます。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
ぎんぎらぎんのセメンゑん
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
つてかねを一ゑんつゝんで出すと、おくから和尚様をしやうさまが出てまして
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)