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個所
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かしょ
ふりがな文庫
“
個所
(
かしょ
)” の例文
「そうそう、房枝さん。その手箱ね。一
個所
(
かしょ
)
だけ、よせぎれの色がかわっているんだけど、あの爆発で、色がかわってしまったのかしら」
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ジメネス教授が、「蕨の切り株」をとり巻く湿地を調査して、まるで海図みたいに足掛りの
個所
(
かしょ
)
を記入した地図がある。
人外魔境:05 水棲人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ふたりは
前檣
(
ぜんしょう
)
の下へきて、その
破損
(
はそん
)
の
個所
(
かしょ
)
をあらためてみると、帆は上方のなわが
断
(
き
)
れているが、下のほうだけがさいわいに、
帆桁
(
ほげた
)
にむすびついてあった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
で、
材料
(
ざいりょう
)
の
取捨
(
しゅしゃ
)
選択
(
せんたく
)
の
責
(
せめ
)
は
当然
(
とうぜん
)
私
(
わたくし
)
が
引受
(
ひきう
)
けなければなりませんが、しかし
通信
(
つうしん
)
の
内容
(
ないよう
)
は
全然
(
ぜんぜん
)
原文
(
げんぶん
)
のままで、
私意
(
しい
)
を
加
(
くわ
)
へて
歪曲
(
わいきょく
)
せしめたような
個所
(
かしょ
)
はただの一
箇所
(
かしょ
)
もありません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
この
個所
(
かしょ
)
に錐を打てば、どじょうは一遍に参ってしまう。
一癖あるどじょう
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
▼ もっと見る
鞄のスナップのあまくなっている
個所
(
かしょ
)
を修繕している。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
いよいよ例のあやしい
個所
(
かしょ
)
の秘密が
曝露
(
ばくろ
)
するのだ。彼は階段のうしろへ
跼
(
しゃが
)
むとリノリュームをいきなりめくってその下から二本の細い電線をつまみ出した。
階段
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
従
(
したが
)
ってその
全部
(
ぜんぶ
)
を
公開
(
こうかい
)
することは
到底
(
とうてい
)
不可能
(
ふかのう
)
で、
私
(
わたくし
)
としては、ただその
中
(
なか
)
から、
心霊的
(
しんれいてき
)
に
観
(
み
)
て
参考
(
さんこう
)
になりそうな
個所
(
かしょ
)
だけを、
成
(
な
)
るべく
秩序
(
ちつじょ
)
を
立
(
た
)
てて
拾
(
ひろ
)
い
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
たに
過
(
す
)
ぎません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかも、第一発が命中した
個所
(
かしょ
)
を、次の第二弾が又同じ個所を
狙
(
ねら
)
って命中するのだから、まるで、
錐
(
きり
)
でボール紙の函に穴をあけるようなものじゃ。まあ、見ていたまえ
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それにその
表情
(
ひょうじょう
)
、
物
(
もの
)
ごしがいかにも
不思議
(
ふしぎ
)
……
先方
(
せんぽう
)
は
丸顔
(
まるがお
)
、
私
(
わたくし
)
は
細面
(
ほそおもて
)
、
先方
(
せんぽう
)
は
小柄
(
こがら
)
、
私
(
わたくし
)
は
大柄
(
おおがら
)
、
外形
(
がいけい
)
はさまで
共通
(
きょうつう
)
の
個所
(
かしょ
)
がないにも
係
(
かかわ
)
らず、
何所
(
どこ
)
とも
知
(
し
)
れず
二人
(
ふたり
)
の
間
(
あいだ
)
に
大変
(
たいへん
)
似
(
に
)
たところがあるのです。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
欠
(
か
)
けている
個所
(
かしょ
)
があるのだ。そのために、金属Qはいつも不安な状態におかれてある。ああ、人工細胞十四号がほしい。この上の部屋にはあったんだが、この部屋にはないらしい
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
とにかくジュリアの耳飾の宝石は四郎の口腔から発見されたのだ。なぜそんなところに入っていたかは問題であるが、一郎がジュリアに発見の
個所
(
かしょ
)
をことさら
偽
(
いつわ
)
っているのは何故だろう。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
個
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“個”で始まる語句
個
個人
個性
個中
個条
個処
個々
個奴
個躰
個個