“かしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
箇所45.0%
個所25.0%
華胥12.5%
箇処7.5%
何処2.5%
佳処2.5%
佳所2.5%
個処2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔に何か不具な箇所(かしょ)があるとかで、いつも黒い覆面(ふくめん)をかぶっていて、誰にも素顔を見せたことがないという、極端に内気なお嬢さんです。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ジメネス教授が、「蕨の切り株」をとり巻く湿地を調査して、まるで海図みたいに足掛りの個所(かしょ)を記入した地図がある。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
夏になると私は好んで華胥(かしょ)の国に散歩する。南華真経を枕として伯昏夢人や、列禦寇の輩と相往来して四次元の世界に避暑する。汽車賃も電車賃もなんにも要らない。
惰眠洞妄語 (新字新仮名) / 辻潤(著)
例へば奈良一箇処(かしょ)につきていはんに、春日(かすが)社、廻廊の燈籠、若草山、南大門、興福寺、衣掛柳(きぬかけやなぎ)、二月堂等は最も春に適し、三笠山のつづき、または春日社内より手向山(たむけやま)近辺の木立(こだち)
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
否(しから)ザレバ鳥啼(ちょうてい)虫吟(ちゅうぎん)沾沾(ちょうちょう)トシテ自(みずか)ラ喜ビ佳処(かしょ)アリトイヘドモ辺幅(へんぷく)固已(もと)ヨリ狭シ。人ニ郷党自好(じこう)ノ士アリ。詩ニモマタ郷党自好ノ詩アリ。桓寛(かんかん)ガ『塩鉄論(えんてつろん)』ニ曰ク鄙儒(ひじゅ)ハ都士(とし)ニ如(し)カズト。信ズベシ矣。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
今まで黙っていた廉州先生は、王氏のほうを顧(かえり)みると、いちいち画の佳所(かしょ)を指さしながら、盛(さかん)に感歎の声を挙(あ)げ始めました。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
手はずしてあった個処(かしょ)で、合図を忘れるので、ファン連は、困りきって、演説を暗誦(あんしょう)しておこうと努力したが父は面倒くさがっていた。